例文・使い方一覧でみる「任」の意味

...爆沈させるのは何でもないけれども、唯今の任務は、巡洋艦よりも商船にあるのです...
海野十三「太平洋雷撃戦隊」

...その男は主任らしい男のそばへ立って行った... その男は主任らしい男のそばへ立って行ったの読み方
大杉栄「日本脱出記」

...そのような夜の立て役者（ヒイロオ）がいいだして拒まれる何ものがありうるだろうか？　任命決定の日はいよいよ近づいた気配であった... そのような夜の立て役者がいいだして拒まれる何ものがありうるだろうか？　任命決定の日はいよいよ近づいた気配であったの読み方
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳「エリザベスとエセックス」

...私は甲板の腰掛（こしかけ）に腰を下（おろ）して海風（かいふう）の衣袂（いべい）を翻（ひるがえ）すに任している... 私は甲板の腰掛に腰を下して海風の衣袂を翻すに任しているの読み方
高浜虚子「別府温泉」

...沈滞と破滅とに打ち任せられていた... 沈滞と破滅とに打ち任せられていたの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...すなわち前に述べた勇猛（ゆうもう）とか任侠（にんきょう）とかという勇ましいところに重きをおいてこの句を用いたのではあるまいか... すなわち前に述べた勇猛とか任侠とかという勇ましいところに重きをおいてこの句を用いたのではあるまいかの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...その他炊事（すいじ）一切（いっさい）の事を同人に一任し... その他炊事一切の事を同人に一任しの読み方
野中到「寒中滞岳記」

...奥田の裏書の責任を軽視した... 奥田の裏書の責任を軽視したの読み方
平出修「瘢痕」

...七四　酩酊者の責任ギリシア七聖の一人に... 七四　酩酊者の責任ギリシア七聖の一人にの読み方
穂積陳重「法窓夜話」

...店の方はすつかり女房任せにしてしまつて... 店の方はすつかり女房任せにしてしまつての読み方
牧野信一「競馬の日」

...當時の「新小説」編輯主任は後藤宙外であつた... 當時の「新小説」編輯主任は後藤宙外であつたの読み方
正宗白鳥「編集者今昔」

...未就業労働者に職場割当てを任務としていたソヴェト同盟内の職業紹介所の仕事は性質がかわって来た...
宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」

...錦橋瑞仙の妻（さい）沢（さは）を信任することが稍過ぎてゐたのではないかと疑ふ... 錦橋瑞仙の妻沢を信任することが稍過ぎてゐたのではないかと疑ふの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...足に任せて走った... 足に任せて走ったの読み方
山本周五郎「お美津簪」

...天子の後見をもって任じ... 天子の後見をもって任じの読み方
吉川英治「三国志」