...彼は仰山の知識を持っている...
...彼女はその問題に対して仰山の意見を述べた...
...この山は仰山と呼ばれている...
...彼の努力は仰山のものだった...
...その建物は仰山の高さだ...
...仰山な白鑞(しろめ)の締め金をつけていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...」といい方が仰山(ぎょうさん)なのに...
泉鏡花 「縁結び」
...如何にも仰山な前提を書き飛ばした...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...「まだ岩は博士に化けていないや」大辻は仰山(ぎょうさん)に失望の色をあらわしていった...
海野十三 「地中魔」
...一商店の主人としては万事あまり仰山過ぎて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...蕗(ふき)のとうを仰山採って帰りました」「蕗のとうを?」「へえ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...璃の若狭之助が師直に対し切歯する所は余り仰山らしいと思った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大丈夫でございます」市五郎はそこへ仰山(ぎょうさん)らしく保証をおいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまり仰山なと思っていたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...嫂が今日に限ってなんでまた丸髷(まるまげ)なんて仰山(ぎょうさん)な頭に結(ゆ)うのだろうと思った...
夏目漱石 「行人」
...お秀なんかに知らせるのはあんまり仰山(ぎょうさん)過ぎるよ...
夏目漱石 「明暗」
...連(つ)れ立(だ)ちて團子屋(だんごや)の前(まへ)を過(す)ぎるに頓馬(とんま)は店(みせ)より聲(こゑ)をかけてお中(なか)が宜(よろ)しう御座(ござ)いますと仰山(げうさん)な言葉(ことば)を聞(き)くより美登利(みどり)は泣(な)きたいやうな顏(かほ)つきして...
樋口一葉 「たけくらべ」
...長崎やお江戸から赤紙付やら早文(はやぶみ)やらあの通り仰山(ぎょうさん)に届いておりますんだすが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「まあ素敵ですね」とか何とか仰山(ぎょうさん)な言葉をつかうものだ...
平林初之輔 「謎の女」
...いちいち研究的に首をかしげたりするのが仰山に映つた...
牧野信一 「駆ける朝」
...」私も仰山な驚き方をしてしまつたのが...
牧野信一 「環魚洞風景」
...ち……」仰山(ぎょうさん)に湯気の立つのを持ち代えながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...嫁に娶(もら)われてゆく仰山な明りだよ」「…………」磋磯之介(さきのすけ)は茫然としながら...
吉川英治 「旗岡巡査」
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