...彼は仰山の知識を持っている...
...彼女はその問題に対して仰山の意見を述べた...
...この山は仰山と呼ばれている...
...彼の努力は仰山のものだった...
...その建物は仰山の高さだ...
...仰山に驚いた姿態(しな)を作つた妓(こ)であつた...
石川啄木 「菊池君」
...二人は仰山(ぎやうさん)さうに声を立てて吃驚(びつくり)した...
薄田泣菫 「茶話」
...その船が左右にゆれるたびに旗が仰山(ぎょうさん)に左右にゆれた...
高浜虚子 「別府温泉」
...――どうせ自分の崇拝者一人でも仰山寄せ着けときたい性分ですさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...仰山つれがおろがいや...
壺井栄 「大根の葉」
...冬ならば幾枚もかさねた寐巻があんかにかかつて湯気のたつほど温まつてるのを仰山な様子をしてふうふう吹きながら痩せた身体にほつこりと纏つてくれる...
中勘助 「銀の匙」
...この時は笑い方があまり仰山(ぎょうさん)であったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...」「身振りばかりが仰山で...
牧野信一 「熱い砂の上」
...」私も仰山な驚き方をしてしまつたのが...
牧野信一 「環魚洞風景」
...……今日はこれは少し仰山なのです...
牧野信一 「趣味に関して」
...」閑吉が仰山な身振りでグラスを傾けながら...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...故意に仰山に眼を視張(みは)つたが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...守夫さん――」と仰山に眼を視張つて...
牧野信一 「南風譜」
...仰山に「ブルブルツ...
牧野信一 「妄想患者」
...また豆ハンドレッド・エートを蓄うるものありとは仰山(ぎょうさん)な...
南方熊楠 「十二支考」
...おかみさんは仰山に鹽花を撒きちらかした...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...をかしくも無い事にも仰山な高笑を酬いて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...仰山な目をみはって...
吉川英治 「私本太平記」
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