...」「僕が極(き)めるって――じゃ僕も随行を仰せつかるんですか...
芥川龍之介 「路上」
...仰せにしたがい成るべく決定を延ばし可申(もうすべく)候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...此處こそはたいへん吉い處(ところ)である」と仰せられて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...5.貴方が只今仰せになつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...切腹仰せ付けられようとも武士たる道を蹈(ふ)み違えまいとする一念が...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...そうでなければ受け取らないぞ」と仰せになったので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...其姫の災厄を救ふ役目は臣に仰せ付けられたし(let me be the one to succour the distressed lady)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...信じておられぬらしいからじゃ」「あるいは仰せのとおりかもしれません!……しかしそれでも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...戻らぬと、おのれら、厳重に処分するぞ」「池上――おお、無事か、新納様――」「お前は?」「加治木玄白の門人、和田仁十郎と申しまする」「加勢か」「いいや、師の仰せにて、押えに参りましたが、無事の体(てい)にて――」「そうか、わかった...
直木三十五 「南国太平記」
...囚人を代えても差支はあるまいとの仰せだ」同心が二人...
野村胡堂 「十字架観音」
...「綱宗さまに逼塞を仰せつけられるようにしたのも...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...御恩などと仰せられては痛み入りまする……平に平に……」「……それでは...
夢野久作 「斬られたさに」
...何なりと御用仰せつけられませい...
吉川英治 「私本太平記」
...何なと仰せつけ下しおかれますように」と...
吉川英治 「私本太平記」
...仰せ置かれるとようございましたな...
吉川英治 「新書太閤記」
...仰せ出られい」五誰も...
吉川英治 「親鸞」
...信長公より中国へ御出陣の仰せをうけ...
吉川英治 「茶漬三略」
...――それにおるは、そちが虚無僧寺にいた頃の旧友、格外という者と思うが、ちごうたかの」「あっ……そうです、仰せの通り、てまえが佐々十竹の頃の友、渡辺格外に相違ございません」「そうだろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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