...しかし現在の彼自身の位置は容易に一笑(いっしょう)に付することは出来ない...
芥川龍之介 「文章」
...滞納には年二割五分の利子を付する事...
有島武郎 「カインの末裔」
...自伝の後に付するの計画にして...
石河幹明 「福翁自伝」
...これより得るところの金額はことごとく布教会に寄付するなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...國家が保護金を下付する組合であつたのだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...自分の肉を罐詰めにして送付するのである...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...これは必ずしも既知の単純なリュブリケーションの問題として不問に付することはできないように見える...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...満腔(まんこう)の慷慨(こうがい)黙々に付するに忍びず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これを不問に付するということは...
直木三十五 「南国太平記」
...その國の文化程度に輕重を付するに至つた...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...甲乙を付することは...
中里介山 「大菩薩峠」
...印刷に付することを承諾されなかったそうである...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...しかるにこの上になお国家なり社会なりが名誉を付することになったならば...
新渡戸稲造 「自警録」
...しかしてその往来に必ずしも護衛を付するという次第でもなかった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...吾々の蒐集品の一切を無償で寄付する考えを立て...
柳宗悦 「四十年の回想」
...地番を付するのもやむを得ぬが...
柳田國男 「地名の研究」
...周都督に付するなどと...
吉川英治 「三国志」
...してみれば五十知命に右のごとき解を付するのは無理ではないか...
和辻哲郎 「孔子」
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