...兵仗(へいじょう)の道は知る筈がない...
芥川龍之介 「俊寛」
...こは一二頭の仗馬(ぢやうめ)の物に怯(お)ぢて駈け出したるなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...儀仗兵の紅白の槍旗が群鳥のはばたくように見えだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...蔡家溝駅長オグネフ、同駅駐在中隊長オルダコフ大尉、同隊付セミン軍曹、チチハル・ホテル主人ヤアフネンコ、露国蔵相ココフツォフ、随行員、東清鉄道関係者、露支顕官、各国新聞記者団、写真班、ボウイ、日本人警部、日露支出迎人、露支両国儀仗兵、軍楽隊、露国憲兵、駅員...
林不忘 「安重根」
...左側に清国儀仗兵が...
林不忘 「安重根」
...――山口駅は儀仗兵やら遺族やら...
種田山頭火 「旅日記」
...将軍を迎えた儀仗兵(ぎじょうへい)の馬が万歳の声に驚ろいて前足を高くあげて人込の中にそれようとするのが見えた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...……槍の穂先をきらめかす儀仗の小隊...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...その立つやこれに仗(よ)り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...加賀の某郡の下衆(げす)七人一党として兵仗を具えて海に出で釣りを事とす...
南方熊楠 「十二支考」
...河原(かわら)の左大臣の例で童形(どうぎょう)の儀仗(ぎじょう)の人を源氏は賜わっているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今なら儀仗兵(ぎじょうへい)に当るものが行くというので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...儀仗(ぎじょう)をととのえ...
吉川英治 「三国志」
...虎衛軍(こえいぐん)五万、槍騎隊三千、儀仗一千、戦車、石砲、弩弓手(どきゅうしゅ)、鼓手、螺手(らしゅ)、干戈隊(かんかたい)、鉄弓隊など四団八列から鶴翼(かくよく)にひらき、五行に列し、また分散して鳥雲の陣にあらたまるなど、雄大壮絶な調練があった後、曹操は、桟敷(さじき)の下へ馬を返してきた...
吉川英治 「三国志」
...あくまで帝の御意を奉じて儀仗美々しく出向いたので...
吉川英治 「三国志」
...すでに儀仗(ぎじょう)の旗手(きしゅ)もできあがり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...兵庫の器仗をとり出して...
吉川英治 「平の将門」
...先駆の儀仗兵の馬が刎ねたりして...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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