...儀仗(ぎじょう)兵を付して威容を整え...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...露支両国の儀仗兵が一斉に捧げ銃する...
林不忘 「安重根」
...詩経あたりへ行くと、私は大概自分で読んで、わからぬ所を先生や父に聞くという位に行ったから、素読は何らむつかしいものとは思わなかったが、詩経で小戎の篇の小戎※収、五※梁、游環脅駆、陰※※続、文茵暢轂、という所と、韓奕の篇の王錫韓侯、淑綏章、箪※錯衡、玄袞赤※、鉤膺鏤錫、※※浅韈、仗革金厄、という所だけは読みにくかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...将軍を迎えた儀仗兵(ぎじょうへい)の馬が万歳の声に驚ろいて前足を高くあげて人込の中にそれようとするのが見えた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...敵国フランスの儀仗兵(ぎじょうへい)まで付けられた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...儀仗兵の拳銃の弾丸が...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...儀仗兵(ぎじょうへい)が守っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...竜女の父竜王の謀(はかりごと)で妙好白氈(はくせん)に剣を包んで烏仗那(うじゃな)国王に献じ...
南方熊楠 「十二支考」
...加賀の某郡の下衆(げす)七人一党として兵仗を具えて海に出で釣りを事とす...
南方熊楠 「十二支考」
...河原(かわら)の左大臣の例で童形(どうぎょう)の儀仗(ぎじょう)の人を源氏は賜わっているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...海旭添輝儀仗雄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今なら儀仗兵(ぎじょうへい)に当るものが行くというので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...天子にひとしい車服儀仗を用いるを眺めて...
吉川英治 「三国志」
...あくまで帝の御意を奉じて儀仗美々しく出向いたので...
吉川英治 「三国志」
...この夜を期して、「かならず司馬懿を捕えん」と、計りに計っていた孔明も、剣に仗(よ)り、壇に歩して昼は必勝の祈祷をなし、夕べは血をそそいで諸将と決死の杯を酌み交わし、夜に入るや手分けを定めて、三軍、林のごとく待ちうけていた...
吉川英治 「三国志」
...花山桃林(くわざんたうりん)さびれつつ牛馬は華洛(みやこ)に遍満し非職の兵仗流行(へいぢやうばや)りにて天下一統珍しや御世に生まれて様々の事を見聞くぞ不思議なれ京わらんべの口遊(くちずさ)み十分の一を漏らすなりで...
吉川英治 「私本太平記」
...すでに儀仗(ぎじょう)の旗手(きしゅ)もできあがり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先駆の儀仗兵の馬が刎ねたりして...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索