...兵仗(へいじょう)の道は知る筈がない...
芥川龍之介 「俊寛」
...儀仗兵の紅白の槍旗が群鳥のはばたくように見えだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...机上に頬仗をついてパイプをふかしながら...
林不忘 「安重根」
...露支両国の儀仗兵が一斉に捧げ銃する...
林不忘 「安重根」
...詩経あたりへ行くと、私は大概自分で読んで、わからぬ所を先生や父に聞くという位に行ったから、素読は何らむつかしいものとは思わなかったが、詩経で小戎の篇の小戎※収、五※梁、游環脅駆、陰※※続、文茵暢轂、という所と、韓奕の篇の王錫韓侯、淑綏章、箪※錯衡、玄袞赤※、鉤膺鏤錫、※※浅韈、仗革金厄、という所だけは読みにくかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...法衣の上に兵仗を帯して...
中里介山 「法然行伝」
...将軍を迎えた儀仗兵(ぎじょうへい)の馬が万歳の声に驚ろいて前足を高くあげて人込の中にそれようとするのが見えた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...……槍の穂先をきらめかす儀仗の小隊...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...その立つやこれに仗(よ)り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...儀仗兵の片列、その背後に男が二人忍び込んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...あちこちにいる赤色・金色服の儀仗兵だけが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...王すなわち刀仗をかの男に賜い獅を討たしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...今なら儀仗兵(ぎじょうへい)に当るものが行くというので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...虎衛軍(こえいぐん)五万、槍騎隊三千、儀仗一千、戦車、石砲、弩弓手(どきゅうしゅ)、鼓手、螺手(らしゅ)、干戈隊(かんかたい)、鉄弓隊など四団八列から鶴翼(かくよく)にひらき、五行に列し、また分散して鳥雲の陣にあらたまるなど、雄大壮絶な調練があった後、曹操は、桟敷(さじき)の下へ馬を返してきた...
吉川英治 「三国志」
...九錫の儀仗に護られる身となった...
吉川英治 「三国志」
...道を掃(は)いて儀仗の列にひれ伏した...
吉川英治 「三国志」
...すでに儀仗(ぎじょう)の旗手(きしゅ)もできあがり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先駆の儀仗兵の馬が刎ねたりして...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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