...銀行以外の他行で口座を開くこともできます...
...受付の方に聞いてみたら、他行のATMも使えるそうです...
...今月は他行に出張が多く、疲れました...
...麻雀であがる時には、最初に他行を切ることが多いです...
...この地域には三行しかなく、他行がないため、あまり選択肢がありません...
...葉子は地味(じみ)な他行衣(よそいき)に寝衣(ねまき)を着かえて二階を降りた...
有島武郎 「或る女」
...今は他行中であるから帰らないうちに早く往くがよい...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...生え抜きの上田市民で丁度この日他行のためにこの祇園祭の珍しい行事に逢わなかった人もあるであろうから一生におそらくただ一度この町へ来合わせて丁度偶然この七十年目の行事に出くわした自分等はよほどな幸運に恵まれたものだと思っても別に不都合はない訳である...
寺田寅彦 「高原」
...その後二三日職務上の要を帯びて他行しつれば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...他出他行(たしゅつたぎょう)も自由気儘(きまま)に相なり候故...
永井荷風 「榎物語」
...他行(よそゆき)のなりをしていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...他行(たぎょう)しているそのあとへ弘法大師から使があったという...
中里介山 「法然行伝」
...主人は他行中(たぎょうちゅう)で...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...他行中(たぎやうちう)とあつてまだ驅けつけません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...また他行のため洗張(あらいは)りさせし衣を縫うに...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...折悪しく取次をすべき青侍がみな他行中であったので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...折節宗祇は他行不在であったから...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私(あっし)ァちょいと他行だ」親指と人指指とを丸めて猪口の形をこしらえ...
正岡容 「小説 圓朝」
...御他行(ごたぎょう)さきより...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今一つは、夫他行の際、左の番卒を画き置きしに、帰り来れば番卒右にあり、怒って妻を責むれば、永々の留守ゆえ左右の立番を振り替えたのだと弁じたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...これから他行(よそゆき)するらしく髪も結ひ...
三好十郎 「地熱」
...他行はさすな」と目付(めつけ)のような武士をさえつけて...
吉川英治 「日本名婦伝」
...かたちは主従の他行(たぎょう)であるが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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