...小判小粒で仕送るほどの身上でない...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...月々若干ずつ仕送ること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうなってからでもそれで生計を立てたのではなく月々道修町(どしょうまち)の本家から仕送る金子(きんす)の方が比較(ひかく)にならぬほど多額だったのであるが...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...自分の身を詰めてまで仕送る道理がない」「そやけど...
近松秋江 「狂乱」
...それを妻子に仕送る心がけだけは忘れなかったものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...……食いぶちだけは仕送るから...
三好十郎 「妻恋行」
...又は故郷から仕送る父兄達なぞ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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