...家は裕福な仕舞うた家のようで...
徳田秋声 「縮図」
...万作の方から気の毒になってやめて仕舞う...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...仕舞おうかと思うとったんじゃ」「一時に仕舞うのは...
火野葦平 「花と龍」
...屋敷の若者等が斬(きっ)て仕舞うと云うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...出来たその人足を横合から取られて仕舞う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一切(いっさい)売て仕舞(しまっ)て昔の琉球見たようになって仕舞うが宜(よ)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「いつそこの森をも逃げ出して仕舞うか...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...と思うと出かけた声も喉深(のどふか)くひっ込(こ)んで仕舞う...
宮本百合子 「秋風」
...打ち様によって死んで仕舞う位だからきっと...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...私だって貴女がいつでも云っておよこしなさるからそうは思っても此れから先の事を考えるともう何にもするのがいやに成って仕舞うのよ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...一口で凹(へこ)まされて仕舞うでしょう...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そんな事思うと私はもういやになって仕舞う...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その心などは人間にはきっぱり分りきって仕舞うものではあるまい...
宮本百合子 「悲しめる心」
...それをふところに仕舞うと...
吉川英治 「私本太平記」
...後で仕舞うほどに」小机の側に灯を掲(かか)げて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...親指はハラを押して仕舞う――...
蘭郁二郎 「足の裏」
...どこか遠くへ寝床をかえて仕舞うに違いないんだ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...隠れて仕舞うと同時に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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