...今日ですっかり片付けて仕舞うんだ...
有島武郎 「かんかん虫」
...昆虫箱その他を仕舞うのに便利であることを発見した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...名誉も信用も忽ち去つて仕舞うのが必然だ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「忌(いや)になって仕舞うな」ということなのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...おなか (頭を下げて銭を仕舞う)政吉 (未練を深く持ち...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...一打(ひとうち)に打殺(うちころ)して仕舞うから止(と)めなさんなと...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...到頭(とうとう)仕舞(しまい)には洋書を読むことを罷(や)めて仕舞うて攘夷論でも唱えたらば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私も遂(つい)に断念して仕舞うて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...最後の客が帰ってから仕舞う故いつも午前の二時三時になって...
細井和喜蔵 「モルモット」
...売り飛ばして仕舞うて魂胆なんだよ...
牧野信一 「創作生活にて」
...すなわちこれから先きざきと出版する銘々の著書へそう書けば数年の内には皆改まって仕舞う...
牧野富太郎 「植物記」
...一人手に気が滅入って仕舞う...
宮本百合子 「雨の日」
...金臭くなって仕舞うた...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...お昼を仕舞うと先((ママ))ぐ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...尼さんにでも成って仕舞う方が今よりはどんなにか好いと思うの...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...お前の様な世間知らずはじきだまされて仕舞う...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...四五日もすれば又その記憶から薄らいで仕舞うものと思って居た子は...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...見越をつけさせて仕舞うような何かの動機があるのである...
宮本百合子 「概念と心其もの」
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