...店を仕舞うがいいや」お島は自暴(やけ)に言いすてて...
徳田秋声 「あらくれ」
...名譽も信用も忽ち去つて仕舞うのが必然だ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「御家老様の仰せに従わぬと――」「それもあるが――嫁入りして仕舞うては」「でも――あの御様子では...
直木三十五 「南国太平記」
...到頭(とうとう)仕舞(しまい)には洋書を読むことを罷(や)めて仕舞うて攘夷論でも唱えたらば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そんな政府なら叩き潰して仕舞うが宜いじゃないかと云うと...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...すっかり飾って仕舞うと三時近い...
宮本百合子 「秋風」
...すぐやめて仕舞う...
宮本百合子 「秋風」
...その若人のするほどにも思われなければ又する勢ももう失せて仕舞うたのじゃ――が年若い血のもえる人達はようする力をもってじゃ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...一人手に気が滅入って仕舞う...
宮本百合子 「雨の日」
...実際困って仕舞うなあ...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...子供のないうちにさっさと引き取らせて仕舞う...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...今に好い様にされて仕舞うのはもう私にはちゃーんと見えて居る...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...若し彼の家で他の人でも頼んだら皆ばれて仕舞うのに...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...養子なんて云う大切な事をそうじきにさっさと片づけて仕舞うなんてね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...さっさと何処かへ行って仕舞う様子等は其の長く黒い髪と...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...屑屋同様になって店を仕舞うという有様であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そうしてやっと謡って仕舞うと...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...見送って仕舞うと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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