...しまいにはその退屈のために世界中が窒息して亡びて仕舞うかも知れません...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...当分仕舞うた家へ逼塞(ひつそく)することになつた...
徳田秋声 「のらもの」
...名誉も信用も忽ち去つて仕舞うのが必然だ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...轢いた自動車は逃げて仕舞う...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...あきらめて仕舞うと心を定めて...
樋口一葉 「十三夜」
...爾(そ)うするとその辺の店はバタ/\片付けて戸を締めて仕舞うて寂(ひっそ)りとなる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...併(しか)し明日の晩此処(ここ)に見世を出すと打殺(ころ)して仕舞うぞ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...到頭(とうとう)仕舞(しまい)には洋書を読むことを罷(や)めて仕舞うて攘夷論でも唱えたらば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...屋敷の若者等が斬(きっ)て仕舞うと云うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「いつそこの森をも逃げ出して仕舞うか...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...気まずく寝て仕舞うのが定だった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ほんとに困って仕舞う...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...さっさと何処かへ行って仕舞う様子等は其の長く黒い髪と...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...見越をつけさせて仕舞うような何かの動機があるのである...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...兎角あまり素晴らしくもない素の自分を露出させて仕舞う芸術上の未熟が付き纏っている...
宮本百合子 「気むずかしやの見物」
...四日のうちに仕舞うようにいたせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...煙草入れを仕舞うと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一つになって仕舞うと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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