...「とっとと仕舞うんだぞ!」読者はこれ等二人の若者がどんなにそれを遣っ附けたかを話しても信じないであろう...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...店を仕舞うがいいや」お島は自暴(やけ)に言いすてて...
徳田秋声 「あらくれ」
...蚊帳(かや)を仕舞う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「忌(いや)になって仕舞うな」ということなのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...轢いた自動車は逃げて仕舞う...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...北海道なんかへ行って仕舞う時じゃないと思うワ」「そうでしょうか...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...落ちるとお前の頸の骨と大事な笛が折れて仕舞うぞ」そして...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...屋敷の若者等が斬(きっ)て仕舞うと云うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...全く仕舞う時節が有るだろうと思ったね...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...子供のないうちにさっさと引き取らせて仕舞う...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ほんとに困って仕舞う...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...見越をつけさせて仕舞うような何かの動機があるのである...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...屑屋同様になって店を仕舞うという有様であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...尚内気にして仕舞うと同時に...
蘭郁二郎 「足の裏」
...親指はハラを押して仕舞う――...
蘭郁二郎 「足の裏」
...廻り切って仕舞うまで前方は...
蘭郁二郎 「鉄路」
...一つになって仕舞うと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...悉(ことごと)く振り棄てられて仕舞うのだ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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