...写真機を革の箱に仕舞い込むと...
石川欣一 「山を思う」
...そおっとナイフをハンケチに包むようにしてポケットへ仕舞い込み...
大阪圭吉 「白妖」
...お仕舞いまで申しあげます...
太宰治 「虚構の春」
...仕舞いには王女殿下も出て見えられましたがな...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...とうとう仕舞いに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...この用箪笥に仕舞い忘れてその方を苦しめたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あわや店仕舞いもしかねないほどの正念場ということです...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...私はそういう頭の君の話をはじめから仕舞いまで...
堀辰雄 「ほととぎす」
...そして直ぐ消化して仕舞います...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...不服気に仕舞い込んだ...
宮本百合子 「秋の反射」
...蒲田の松竹撮影所に勤めている人が早仕舞いで家へ帰る途中...
武者金吉 「地震なまず」
...旅芸人が商売道具を小さな車に乗せ身仕舞いにかかっても君子はなおそこを離れようとしなかった...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...とにかく滅多に出て来っこない珍本ですからドウゾお大切にお仕舞いおき願いますよ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...この鳥は私が頂戴して殺して仕舞います」と云う中(うち)に籠を取り上げて持って行こうとした...
夢野久作 「白髪小僧」
...そして、二人の間に置いていた印籠を、帛紗(ふくさ)につつんで、仕舞いかけると、「あいや...
吉川英治 「大岡越前」
...もうお仕舞いだ」「くやしゅうございます...
吉川英治 「私本太平記」
...そっくり仕舞いこんである」すると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ついに何もいわせず仕舞いに帰ってしまった...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索