...だが延引ももうたくさんだ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...きょうまで延引してしまいました...
太宰治 「風の便り」
...初産のことなので多少延引することは免れないらしいのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...延引の手紙を二通認めて...
種田山頭火 「其中日記」
...登城延引」と書いたほどであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...とうとう四代将軍家綱が予定された日光参詣の日取りまで延引して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綾之助の引退は一ヶ年の後に延引(のば)された...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...今日まで延引してゐたンだが...
林芙美子 「夜福」
...今頃まで呼出しを延引したこともあり...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...又秋冷にこまり申候而延引如此に御坐候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...引越(ひきこし)公私のさわぎ又々延引...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...些(ちと)御時候中(ごじこうあたり)に而御延引に相成候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...午後二字大坂艦乗組延引...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夜汐(よしほ)に延引之由...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嫁探しまで延引しなければならぬ結果になろうとは――...
横光利一 「上海」
...問題の延引策を取っていた...
吉川英治 「三国志」
...「事、延引しては、機を誤るおそれがある...
吉川英治 「三国志」
...延引ということがないとも限らない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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