...うすい絹の仕切り壁で...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...……パパはいつも仕切りのついた部屋に坐ってるの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...仕切りの籬(かき)に咲(え)む茶山花(さざんか)の香(かおり)ほのかに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ゆるゆると仕切り板の陰にいる彼のところへ足を運んだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...……仕切りと云っても只棒を二本立てて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...お滝の部屋との仕切りは壁になって居り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一面の板仕切りのかわりに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いろんな仕切りがあって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しかし直ぐに向うの草地(くさち)から私の家の小さな庭へ這入る仕切りの小門の傍に聞えた微(かす)かな物音が私を見上げさせた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...他の角にも似たような仕切りが二つあり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...露台の中仕切りの陰に潜み...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...まるで壁で仕切りをしたやうに海の水が両方に分れて...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...北側の座敷との間も今日は襖子(からかみ)がはずされて御簾(みす)仕切りにしてあったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三平は隣家との仕切り壁へ突当り...
山本周五郎 「花も刀も」
...休之助は庭の仕切りの木戸のほうへと...
山本周五郎 「風流太平記」
...そッと間(あい)の仕切りを開けると中は闇...
吉川英治 「剣難女難」
...廊の仕切り戸を閉めさせた...
吉川英治 「私本太平記」
...ガラスの仕切りが張りめぐらされたような...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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