...仕切りの扉のすぐ裏のところで...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...形ばかりの椰子の葉の衝立なんかを仕切りに立ててあるに過ぎないので...
谷譲次 「踊る地平線」
...壁や生籬(いけがき)やあらゆる種類の仕切りで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...家事一切を厳格に仕切り...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...……仕切りと云っても只棒を二本立てて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...昨夜と今日の間に厚い仕切りが出来て...
夏目漱石 「坑夫」
...仕切りの唐紙(からかみ)を締(し)めてくれたり...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...仕切りの框に肘つきながら云つた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...館内には仕切り壁が一杯あったが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ガラスの仕切りを指で叩いた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...これも二百ほど仕切りがあった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...隣との仕切りには御簾(みす)へ屏風(びょうぶ)を添えて姫君は出ていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...てめえの仕切りはおれの仕切りの隣りだ」とさっきの人足が云った...
山本周五郎 「さぶ」
...その中に海に向ひて三日月形に仕切りたる青竹の矢来に...
夢野久作 「白くれない」
...青竹の仕切りの外に押し合っている見物の中へブーンと投げ飛ばした...
吉川英治 「剣難女難」
...勢いよく焚口(たきぐち)の仕切り戸を開(あ)ける...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...奥さんが間仕切りのかげでわたしに着物を着せにかかったかと思うと...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...仕切りは引き戸になっていたと思うが...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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