...かなりな量の仕事を仕上げるらしいが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...幸運と狡猾とを尽くした最後の仕上げでそれらの讃め言葉を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...小説はもとより多少纏(まとま)った文章をも仕上げる事が出来なかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...荒彫で本当に形がとれるようになるまでは仕上げはさせなかった...
高村光太郎 「回想録」
...そりゃ天使にだって仕上げることがお出来だった筈よ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...悪くおさまった仕上げはその作品を何らの暗示も刺戟もないものにしてしまう...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...この調子で進んで行ったらあるいは近いうちに「仕上げ」のかかった...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...「どれくらいかかったらあの娘はその靴下を仕上げますか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この二三年めきめきと仕上げた店でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにも仕上げが綺麗ですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仕掛から仕上げまで...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...その結合を仕上げるために...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「大工は棟梁仕上げを御覧(ろう)じませ」の落(さげ)といっしょに大へんな受け方をして揚々と下りてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...家の基礎(きそ)を動かさぬだけの人間に仕上げやうと期してゐたのであツた...
三島霜川 「平民の娘」
...仕上げた上でないと分らないが...
溝口健二 「映画『新・平家物語』」
...もとより材用のために植え込み仕上げたるにあらざれば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...良太郎の仕上げたブラッシを問屋へ届け...
山本周五郎 「季節のない街」
...仕上げをすました十組の小柄(こづか)を...
吉川英治 「野槌の百」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??