...いずれ仕上げます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...父は本当に仕上げてもいい彫刻でなければ駄目だということをよく言っていた...
高村光太郎 「回想録」
...めんどうな積分的計算をわれわれの無意識の間に安々と仕上げて...
寺田寅彦 「感覚と科学」
...単に早取り写真のようなものならば技巧の長い習練によって仕上げられうるものかもしれないが...
寺田寅彦 「自画像」
...父の仕事を仕上げやらうと思ひ立ち...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...その仕上げをするには...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...限りもなく美しく仕上げたものです...
野村胡堂 「踊る美人像」
...実に見事に仕上げられた靴の踵をつくづくと飽かず眺めているのであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...仕上げられないと思います...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この稿を仕上げ得られゝば幸ひだから...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...不折君は一旦画き初めし者はどうでもかうでも仕上げてしまふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...呉羽之介は此の絵姿が仕上げられた時...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...上述の嬌女神海中より出現の霊画は実にアがこのパンカステをモデルとして全力を竭(つく)し仕上げた物という...
南方熊楠 「十二支考」
...是非ともこれを仕上げようというほどの熱意をもってかかってはいけない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを研(と)ぎ出して仕上げます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...最後の仕上げに無駄な手を入れない...
柳宗悦 「陸中雑記」
...下手をすればたあいもないものになる危険のある主題をジャック・ロンドンらしく読んで面白いものに仕上げている...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...髱(たぼ)をねり油で仕上げました...
吉川英治 「江戸三国志」
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