...秉燭(ひやうそく)の火影(ほかげ)に...
薄田淳介 「白羊宮」
...それから同級の親友河東秉五郎(かわひがしへいごろう)君にこの事を話すと...
高浜虚子 「子規居士と余」
...秉公(へいこう)一人だけでも母なんか大分急がしそうだから二人はむずかしかろう...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それもよく見ておるとお前一人の時はそれほどでもないが秉公――碧梧桐――と一緒になるとたちまち駄目になってしまうように思う...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その上秉蓍龜といひ...
内藤湖南 「易疑」
...「猶秉周禮」即ち魯の國が猶ほ周の禮をとるといふことを書いた所があります...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...然りとすれば一たび筆を通俗の小説に秉(と)らんとするもの...
永井荷風 「桑中喜語」
...去年中は幾たびとなく筆秉らむとして秉り得ざりしに...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...※秉らむとせしが感興来らず...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...燭(しょく)を秉(と)って遊宴中...
南方熊楠 「十二支考」
...村人秉竹火...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...宗仙寺に於ける秉炬(ひんこ)の語と覚しきものが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...即ち眞の實際主義を秉るものとせしと...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...)マルガレエテ燈を秉(と)りて登場...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...程秉(ていへい)を使者として...
吉川英治 「三国志」
...呉の使いの程秉はそれをながめておぞ気をふるった...
吉川英治 「三国志」
...そこで程秉が、「主君の仰せには、呉妹君をもとの室へお返しして、ふたたび長く好誼(よしみ)をむすびたいと、切にご希望しておられる次第ですが」と回答をうながした...
吉川英治 「三国志」
...沢庵は秉炬(へいきょ)の語を作って...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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