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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...三径(さんけい)の十歩(じっぽ)に尽きて蓼(たで)の花十歩に足らぬ庭先の小園ながら...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...その句行き/\てこゝに行き行く夏野かな朝霧や杭打つ音丁々たり帛を裂く琵琶の流れや秋の声釣り上げし鱸(すずき)の巨口玉や吐く三径の十歩に尽きて蓼(たで)の花冬籠り燈下に書すと書かれたり侘禅師(わびぜんじ)から鮭に白頭の吟を彫る秋風の呉人は知らじふぐと汁右三種類の外に春水や四条五条の橋の下の句は「春の水」ともあるべきを「橋の下」と同調になりて耳ざはりなれば「春水」とは置たるならん...
正岡子規 「俳人蕪村」
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