...国家に仕える公職しかなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この背の高い朱文が張家に仕えることになったそうであります...
豊島与志雄 「立札」
...若党の奥様に仕えることの忠実さ...
中里介山 「大菩薩峠」
...子路が仕えることになった衛の国はこのような状態であった...
中島敦 「弟子」
...巫臣は刑(けい)の大夫として晋に仕えることになった...
中島敦 「妖氛録」
...その社会に仕えることが彼の義務であるといわれるであろう...
三木清 「哲学入門」
...ミラノの貴族で王の主馬寮に仕えるメルヴェーユが最も適していた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決して王家に仕えるものとも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...仕える者の単純素朴な服従くらい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これから嫁として仕える...
山本周五郎 「竹柏記」
...二君に仕える道理はない」と...
吉川英治 「三国志」
...ことに自分が感服しているのは継母に仕えること実の母のようで...
吉川英治 「三国志」
...「――すぐ取囲んで、何者ぞと、取糺(とりただ)しましたところ、頭目らしき真っ先の男がいうには――自分ことは、黄祖の手下で、甘寧(かんねい)字(あざな)を興覇(こうは)とよぶ者であるが、もと巴郡(はぐん)の臨江に育ち、若年から腕だてを好み、世間のあぶれ者を集めては、その餓鬼大将となって、喧嘩を誇り、伊達(だて)を競い、常に強弓、鉞(まさかり)を抱え、鎧を重ね、腰には大剣と鈴をつけて、江湖を横行すること多年、人々、鈴の音を聞けば……錦帆(きんぱん)の賊が来たぞ!錦帆来(きんぱんらい)! と逃げ走るのを面白がって、ついには同類八百余人をかぞうるに至り、いよいよ悪行を働いていたなれど、時勢の赴くを見、前非を悔いあらため一時、荊州に行って劉表(りゅうひょう)に仕えていたけれど、劉表の人となりも頼もしからず、同じ仕えるなら、呉へ参って、粉骨砕身、志を立てんものと、同類を語らい、荊州を脱して、江夏まで来たところが、江夏の黄祖が、どうしても通しません...
吉川英治 「三国志」
...あたかも英雄に仕える奴僕(ぬぼく)のごとく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...舅(しゅうと)の仕えるご主君なればまったくの他家とは思われぬ情(じょう)もございましたが……さりとて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...宮のおそば近う仕える身...
吉川英治 「源頼朝」
...徳川家の兵法所へ仕えるように」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武士たちが領主に忠実に仕えるのも...
和辻哲郎 「鎖国」
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