例文・使い方一覧でみる「仔細に」の意味


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...既に十年の友の心を以て仔細に心置きなく見るに及んで...   既に十年の友の心を以て仔細に心置きなく見るに及んでの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...好奇心を以て仔細に彼の挙動に注目した...   好奇心を以て仔細に彼の挙動に注目したの読み方
石川啄木 「葬列」

...今にいたりて仔細に見もてゆけば...   今にいたりて仔細に見もてゆけばの読み方
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」

...仔細に其を調べて行つたならば...   仔細に其を調べて行つたならばの読み方
高浜虚子 「進むべき俳句の道」

...彫刻製作の順序を踏んで最初から一々規則的に仔細に教え込んで行きました...   彫刻製作の順序を踏んで最初から一々規則的に仔細に教え込んで行きましたの読み方
高村光雲 「幕末維新懐古談」

...その会社の商品の欠点を仔細に研究して...   その会社の商品の欠点を仔細に研究しての読み方
寺田寅彦 「学問の自由」

...仔細に見ると餘り感じの宜い男ではない...   仔細に見ると餘り感じの宜い男ではないの読み方
徳田秋聲 「媒介者」

...古寫經の屏風なども多かりしも仔細に諦觀せんひまなかりしをかこたんは...   古寫經の屏風なども多かりしも仔細に諦觀せんひまなかりしをかこたんはの読み方
内藤湖南 「寧樂」

...「おや、結構な印籠が……」お玉はそれを、町の方へ向けてなるべく明るいようにして、仔細に見ると、梨子地(なしじ)に住吉(すみよし)の浜を蒔絵(まきえ)にした四重の印籠に、翁(おきな)を出した象牙(ぞうげ)の根付(ねつけ)でありましたから、「こんな結構な印籠を、お前どこから持って来たえ、拾ったのかえ、どこで拾ったの」犬は神妙に首を俛(た)れております...   「おや、結構な印籠が……」お玉はそれを、町の方へ向けてなるべく明るいようにして、仔細に見ると、梨子地に住吉の浜を蒔絵にした四重の印籠に、翁を出した象牙の根付でありましたから、「こんな結構な印籠を、お前どこから持って来たえ、拾ったのかえ、どこで拾ったの」犬は神妙に首を俛れておりますの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

......   の読み方
長塚節 「長塚節歌集 下」

...小松は発狂して精神病院に入院した看護夫の狂態を仔細に観察し...   小松は発狂して精神病院に入院した看護夫の狂態を仔細に観察しの読み方
久生十蘭 「ハムレット」

...そして、女は、屡々、夜鳥の叫びに似た声を挙げたが、仔細に眺めると、それは、怖れや、苦悶の悲鳴ではなくつて、誰やらが、女の脚のあたりを擽る度に放つ馬鹿/\しいわらひ声のようでもあつた...   そして、女は、屡々、夜鳥の叫びに似た声を挙げたが、仔細に眺めると、それは、怖れや、苦悶の悲鳴ではなくつて、誰やらが、女の脚のあたりを擽る度に放つ馬鹿/\しいわらひ声のようでもあつたの読み方
牧野信一 「山男と男装の美女」

...仔細に検めぬと判別し憎い程度であるが...   仔細に検めぬと判別し憎い程度であるがの読み方
牧野信一 「夜見の巻」

...(――どうしてこの河の水は、こんなに黄色いのか?)汀(みぎわ)の水を、仔細に見ると、それは水その物が黄色いのではなく、砥石(といし)を粉にくだいたような黄色い沙(すな)の微粒(びりゅう)が、水に混(ま)じっていちめんにおどっているため、濁(にご)って見えるのであった...   汀の水を、仔細に見ると、それは水その物が黄色いのではなく、砥石を粉にくだいたような黄色い沙の微粒が、水に混じっていちめんにおどっているため、濁って見えるのであったの読み方
吉川英治 「三国志」

...顛末(てんまつ)を仔細にこう語りだした...   顛末を仔細にこう語りだしたの読み方
吉川英治 「三国志」

...仔細に作戦を指令して去った...   仔細に作戦を指令して去ったの読み方
吉川英治 「三国志」

...右馬介の手紙を仔細に見て...   右馬介の手紙を仔細に見ての読み方
吉川英治 「私本太平記」

...落着き得た眼をもって仔細に連中の風俗を見ても...   落着き得た眼をもって仔細に連中の風俗を見てもの読み方
吉川英治 「平の将門」

「仔細に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「仔細に」


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