...)と仇気(あどけ)なく莞爾(にっこり)すら...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...そこで摂政はこの十五歳の仇敵を結局どうすることもできなくなり...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そのいかがわしい仇(あだ)っぽさ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...附記 伊賀越の仇討は...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...重ねて兄の仇を討ったと――まず...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...馬賊(馬賊は魯の仇敵なり劉單子はその統帥にしていま長白山中に匿るといふ)白橿の落葉散り...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...忠実な爺やの仇(かたき)を討ってやろうと雄々しくも心を定(き)めたのがよく判ります...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...表情的で仇つぽくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...このたびは前回のような仇(あだ)な話ではない様子である...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...末山閣下の仇討だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「口まがり」といふのはその雌の仇名なのである...
牧野信一 「池のまはり」
...真与太郎様育てて先生の仇をと前非後悔...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ぬきんでた才腕が仇(あだ)となったわけである...
山本周五郎 「落ち梅記」
...「両親の仇が誰だったか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...仇(あだ)なく怨(うら)みなく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それも通常一般な窯焚(かまた)きが窯主(かまぬし)に仇(あだ)するような拙(つたな)い手法でなく...
吉川英治 「増長天王」
...生涯の仇に生みづけられて来た悪縁かのように思われて来るのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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