...月を仰いで一人立ちながら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...老將しかく罵れば勇將九人立ち上がる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...日本の資本主義がブルジョアジー自身の足による一人立ちが出来るようになるに従って...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...人立ちで背伸びをしても中を覗くことができませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにその周囲へ一人立ち二人立つような有様になった時に気がついて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後、なんぼ探しても、手白も、その不思議な猿の湯も、二度とは見つからなかった――土橋のおくら婆さんから、土地の言葉で、こういう話をして聞かせてもらうと、子供たちは皆、膝に手を置いて、感心しきって、しーんとして聞いていたが、その話が終ってしまうと、そこは子供のことで、忽(たちま)ちがやがやと陽気になり、一人立ち、二人立ち、やがて元気いっぱいになり、医者どんの頭をステテコテン医者どんの頭をステテコテンと一方で合唱をすると、他の一方にかたまった連中が、そんなこと言うもんの頭をステテコテンそんなこと言うもんの頭をステテコテンと、負けない気になって合唱をはじめる...
中里介山 「大菩薩峠」
...一人立ちは出来ないぜ」「ヘエ――」叱られながらもガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人立ちがして來たから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ時刻が早いので大した人立ちもせず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この人立ちの中で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は一人立ちしていても貧乏だし...
林芙美子 「新版 放浪記」
...男二人立ち上つて...
牧野信一 「蝉」
...」「一人立ちの出來るやうになりたいのかね...
正宗白鳥 「假面」
...それによって社会的にも一人立ちしてやって行けるという自信...
宮本百合子 「現実の道」
...太郎は早く兄さんにならないといつまでも一人立ちしないで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...路ばたの人立ちの中から...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...」長羅は一人立ち上って櫓を降りた...
横光利一 「日輪」
...いつのまにか私たちのまわりに人立ちという程ではないが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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