...「あのレストランの令夫人定食がとても美味しい」...
...深夜人定まる後に読むのとに相違があり...
市島春城 「読書八境」
...人定り、あたり静かになり行くにつけ、流の声か、砧のおとか、かすかに聞ゆ...
上田敏 「月」
...ふけ行く夜に奧も表も人定まりて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...十八日、丙戌、霽、子剋、将軍家南面に出御、時に灯消え、人定まりて、悄然として音無し、只月色蛬思心を傷むる計なり、御歌数首、御独吟有り、丑剋に及びて、夢の如くして青女一人前庭を奔り通る、頻りに問はしめ給ふと雖も、遂に名乗らず、而して漸く門外に至るの程、俄かに光物有り、頗る松明の光の如し...
太宰治 「右大臣実朝」
...則ち明夜人定(じんてい)後脚船一隻を発し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「このたびの流鏑馬のお人定めは...
中里介山 「大菩薩峠」
...このたびのお人定めは疎略に相成りませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...四隣(あたり)、人定まった時に、過去のことと人とを思い出すことが彼にとっては、ひたひたと四方から鉄壁で押えつけられるように苦しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...人定まった後に誰もいないような部屋を選んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...今宵も例によって人定まるを待ち...
中里介山 「大菩薩峠」
...人定まった後というけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...人定まった際においては...
中里介山 「大菩薩峠」
...深夜全く人定(ひとさだ)まった時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくら夜更け人定まったからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜更け人定まって後...
中里介山 「大菩薩峠」
...」と云う一人定めの思想を抱いているのが確かであった...
松永延造 「職工と微笑」
...半夜(はんや)人定まったころ...
森鴎外 「安井夫人」
...深夜人定まってから前の山などで...
柳田国男 「山の人生」
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