...現にそのような子供が三十人以上に達していると...
石川欣一 「山を思う」
...若い頃のは蜀山人以上に衒気(げんき)満々としていたが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...小さな子供まで日本人の大人以上に達筆なのには驚かされますね...
海野十三 「海野十三氏の辯」
...彼の服装はどう見ても集金人以上には踏めぬのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...普通の人以上に整(とと)のっていらっしゃるように思いました」「そんなはずがありません」「でも私にはそう見えました...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...教師は同時に4人から6人以上に教えることはできない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...良人以上にサミイを愛していたのです...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...一結婚当りの平均出生数は三人以上に多く出ずるものでない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...したがって人間勝りの殊勲ある馬を人以上に好遇し...
南方熊楠 「十二支考」
...ここには少々馬を凡人以上に尊重した例を挙げんに...
南方熊楠 「十二支考」
...貧乏人以上に損をする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今でも茶人以上に茶を多く飲むのは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...厩(うまや)や下男下女をはじめ五十人以上に及ぶ雇人たちの長屋が建っていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...普通人以上に巧妙な智慧を使って...
夢野久作 「一足お先に」
...人以上に世が愛(かな)しまれ世の行方や人心が観(み)えるところにあった...
吉川英治 「私本太平記」
...ふつうの人以上に...
吉川英治 「親鸞」
...馬も日に何升かの馬糧(まぐさ)は食うが、これを田に使えば、人以上に耕し、これに担(にな)わせれば、汗して荷駄(にだ)の役(えき)をつとめる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...先生の内の「創作家」は先生を駆使して常人以上に「生かせ」働かせた...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
便利!手書き漢字入力検索