...固より社會と環境とは色々の意味に於いてこの努力と交渉する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...左(と)に右(か)く出発に先だって露国と交渉する名士を歴訪し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...朧(おぼ)ろ気(げ)ながらも人生と交渉する厳粛な森厳な意味を文学に認めるようになったのはこの初対面に由(よっ)て得た二葉亭の賜物であって...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...その事を京都の碧梧桐君に交渉すると...
高浜虚子 「子規居士と余」
...至急に出て貰うように交渉するとのことであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日に相交渉するは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...原理的に交渉することが出来る...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それは自然自身に直接交渉する他に道を有たないだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...而も一たび現内閣員と交渉するに及び...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も一たび現内閣員と交渉するに及び...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...快く一夕を語り明かしたい」こういう意味で伊東へ交渉すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等のすべてと絶えず交渉することは...
三木清 「人生論ノート」
...無産者は感性的実践として特性づけられる交渉の仕方をもって存在と交渉する...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...我々は通常我々の既に有するロゴスの見地から存在と交渉する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ところで自然と人間とは辯證法的に相交渉するが故に...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...人間が實踐的に交渉する限り...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...人間はまた斯くの如く交渉する仕方に即して直接に自己の本質を把握する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...* Feuerbach, Ueber Spiritualismus und Materialismus etc.,, 214.** Ebd., 215.二人間が社會的に生産することに於て相交渉することによつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
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