...亡国を思い、祖国に献身する...
...亡国の運命を回避するために戦う...
...亡国は大きな分裂に陥った...
...亡国の悲惨な歴史を学ぶ...
...亡国についての懐かしい思い出を語る...
...丁度熱烈なる国家主義者は大抵亡国の民であるように――我我は誰でも我我自身の持っているものを欲しがるものではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...あの時の中国人の反抗は亡国などのためではない...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...何十年後に亡国の恨みがないとも限らない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「今日は――亡国に至るを知らざれば即ち亡国――の儀に付質問をなさんとするものであります...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この鉱毒問題を手がかりとして亡国を救うことである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この時だけはさすがに亡国の民族の哀れさが聞いている私の胸にまでも滲透(しんとう)して...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...いずれも土人の亡国歌...
田中英光 「オリンポスの果実」
...従ってここでいうところのチューインガム亡国論も畢竟(ひっきょう)はただ一場の空論に過ぎないと云われても仕方がないであろうが...
寺田寅彦 「チューインガム」
...隠居制度は亡国の条件なりと其の春秋漸く高くして壮心次第に加はる如き...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...糸公知ってるだろう亡国の菓子の由緒(いわれ)を」と云いながら角砂糖を茶碗の中へ抛(ほう)り込む...
夏目漱石 「虞美人草」
...いくども亡国の民になったポーランド人の絶望も経験していない...
久生十蘭 「だいこん」
...こんな不文不明な分らぬ乱暴人に国を渡せば亡国は限前に見える...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私は宛ら亡国の悲歌を聴くおもひがした...
正岡容 「寄席風流」
...かの大臣これ後日聖主となり亡国を復興する人物と...
南方熊楠 「十二支考」
...亡国のあとを追うて行くのだから...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...野(や)に真人(しんじん)あり一亡国の最後をかざる忠臣ほど...
吉川英治 「三国志」
...亡国の禍根(かこん)をのこして行っていいだろうか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...西も東も分らぬ亡国の旅が始められるのです...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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