...これは果して日本が他国を亡ぼすのであるか...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...幸い若い諸君は学問を持っているからして、若い諸君が真面目におやりになりますならば、万が一に僥倖したならばこの国を亡ぼさずしてすむが、今日の有様でございますれば、亡ぼすじゃない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...幸に若い諸君は學問を有つて居るからして、若い諸君が御眞面目におやりになりますならば、ひよツとしたらば、萬が一に僥倖したらば、此國を亡ぼさずして濟むが――今日の有樣でございますれば、亡ぼすじやない、亡びた、亡びてしまつたんである...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...そして歌舞伎劇の美を亡ぼすものは...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...誰かは之を喜ばむ?わが軍隊を亡ぼすも救ふも正に今宵なり』63 アキリュウスとの調停をほのめかす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 45(其勇遂に生命を亡ぼす本となりぬべし)かくて屡身を轉じ隊の勇氣を試みて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大千世界を焼き亡ぼすの瞋恚の炎といえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...形而上的貪慾(どんよく)のために身を亡ぼす男もあろうではないか...
中島敦 「狼疾記」
...秦(しん)を亡ぼすものは胡なり...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その業で身を亡ぼすことがある」「孫三郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「人命をみだりに亡ぼす事を考へないか」と怒鳴りましたの...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...そんな考へは美しいがいけないことで身を亡ぼす基であると...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その舌は人を誤りおのれの身を亡ぼす」「手を放して下さい」と静かに新八が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...武帝が呉を亡ぼす太康元年までのおよそ百十二年間の長期にわたる治乱が書いてある...
吉川英治 「三国志」
...あなたを亡ぼすことができないため...
吉川英治 「三国志」
...予の胸一つで張繍一族を亡ぼすも生かすも自由だということは...
吉川英治 「三国志」
...曹操を亡ぼす計策に腐心して...
吉川英治 「三国志」
...蛮民百万を亡ぼすも...
吉川英治 「三国志」
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