...男 己はすべてを亡ぼすものではない...
芥川龍之介 「青年と死」
...諸君は土を亡ぼすことは出来ない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...他人の肉体と霊魂を亡ぼす必要がある...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...三輪の町を焼き亡ぼすと言っているのでございます……竜之助様...
中里介山 「大菩薩峠」
...亡ぶべきものを亡ぼすと共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで肉身を烈火で焼いた上に、熱湯で仕上げるという念入りな結果になって、一命を亡ぼすか、そうでなければ一生を見るも無残な不具として棒に振らなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...亡ぼすにもただは亡ぼしませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一族を亡ぼす秋(とき)になってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...形而上的貪慾(どんよく)のために身を亡ぼす男もあろうではないか...
中島敦 「狼疾記」
...権力者を亡ぼすものである...
蜷川新 「天皇」
...秦を亡ぼすものは胡なりの胡だ...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...未来とを亡ぼすのではなく...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...剰(あま)さず亡ぼすことは不可能であろう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...仇敵を亡ぼすことすら出来るという...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...……亜歴山(アレキサンドル)大王はアラビヤ人を亡ぼすために...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...これらの源氏がさて平氏を亡ぼすとなるや...
吉川英治 「折々の記」
...彼らを亡ぼすことは難(むずか)しい...
吉川英治 「三国志」
...義のためには一身を亡ぼすも惜しみはないと...
吉川英治 「三国志」
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