...亡ぼす力のあるものが...
泉鏡花 「海神別荘」
...かくの如く国家は皆自ら亡ぼす...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...幸に若い諸君は學問を有つて居るからして、若い諸君が御眞面目におやりになりますならば、ひよツとしたらば、萬が一に僥倖したらば、此國を亡ぼさずして濟むが――今日の有樣でございますれば、亡ぼすじやない、亡びた、亡びてしまつたんである...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...そして歌舞伎劇の美を亡ぼすものは...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...筑摩家を亡ぼすの何のと云う大がゝりな望みを起すには...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...亡ぼすを神明われに許したり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...他人の肉体と霊魂を亡ぼす必要がある...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...亡ぼすにもただは亡ぼしませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...天魔来(きた)って好主を亡ぼす...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな考へは美しいがいけないことで身を亡ぼす基であると...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...賢婦家を興し愚婦家を亡ぼす...
福沢諭吉 「女大学評論」
...仇敵を亡ぼすことすら出来るという...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...隊一 天狗党の挙兵を何だと思うているかッ! 貴様達如き民百姓の膏血を絞って生きている大小の鬼畜を亡ぼすための挙じゃぞ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...仏蘭西(フランス)を亡ぼすものは仏蘭西(フランス)国民...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...めぐりめぐって現在藤沢家を亡ぼすべく流れ込もうとしている...
夢野久作 「復讐」
...天罰たちどころに身を亡ぼすであろう)と...
吉川英治 「三国志」
...彼らを亡ぼすことは難(むずか)しい...
吉川英治 「三国志」
...滝川を亡ぼすなどは...
吉川英治 「新書太閤記」
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