...ついに戦禍を招いてその国はあるいは衰えあるいは亡ぶるに至るのである...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...家康が亡ぶるものとも限らず...
大町桂月 「石田堤」
... 240トロイア勇將ヘクト,ルの手に衆軍の亡ぶ時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...亡ぶ時鎧甲高く鳴りひびく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アイギス持てるヂュウスの子!アカイア軍の亡ぶるを猶この際に救はずや?運命惡くつらくして只一人の猛勇の故に彼らは亡びんか...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...君の憤怒の故によりアカイア全軍悉く亡ぶることの無きがため...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...亡ぶることのなかりせば衆の悲嘆は長からじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...本党或は亡ぶるとも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...国の亡ぶる秋(とき)遠からず――といったような感慨が...
中里介山 「大菩薩峠」
...地平の果に蒸気が立つて、世の亡ぶ、兆(きざし)のやうだつた...
中原中也 「山羊の歌」
...つまりは亡ぶべくして亡んだのである...
正宗白鳥 「新しくもならぬ人生」
...今日の中(うち)にも亡ぶべき己れの軍を知らざりき...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...すると母は、私に向つて、大變といふのは、國が亡ぶとか、御主君の身の上に何か凶事が起つた時のほかはつかふべき言葉ではない...
吉川英治 「折々の記」
...帝のお味方が起って、北条氏は亡ぶ...
吉川英治 「私本太平記」
...人道のない美濃は亡ぶにきまっているが...
吉川英治 「新書太閤記」
...御当家の亡ぶのを...
吉川英治 「新書太閤記」
...国の亡ぶ時、自分はない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――だから日本の亡ぶ日まで...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索