...芸術上の作品も何時(いつ)かは亡ぶのに違ひなし...
芥川龍之介 「雑筆」
...夏潮の今退(ひ)く平家亡ぶ時も六月一日 満鮮旅行への途次...
高浜虚子 「六百句」
...時には魂も亡ぶやうな苦しみを苦んだ...
田山録弥 「心理の縦断と横断」
...アイギス持てるヂュウスの子!アカイア軍の亡ぶるを猶この際に救はずや?運命惡くつらくして只一人の猛勇の故に彼らは亡びんか...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...229 II 835, VI 30.241 利刄に討たれて亡ぶを曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アカイアの全軍擧げてイリオンの前に亡ぶを喜ばず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 480汝ら共に一齊に同じく打たれ亡ぶべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アキルリュウスの手に打たれ亡ぶるまゝに任かすやを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...いつまでも写本で伝わってやがて亡ぶものが幾らあるか知れない...
柳田國男 「書物を愛する道」
...みすみす主家の亡ぶのを見るに忍びず...
吉川英治 「三国志」
...亡ぶ日を招くとも...
吉川英治 「三国志」
...才人才に亡ぶの喩(たとえ)にもれず...
吉川英治 「三国志」
...魏を伐てば呉は自然に亡ぶものでしょう...
吉川英治 「三国志」
...蜀亡ぶときは、彼の理想もついに行い得ないことになる...
吉川英治 「三国志」
...帝のお味方が起って、北条氏は亡ぶ...
吉川英治 「私本太平記」
...勝つも驕(おご)れば亡ぶ日の一歩...
吉川英治 「新書太閤記」
...祖城の亡ぶ炎をかなたに刺しちがえて死んだ――あの維新惨劇の一場面を語ってゆく...
吉川英治 「随筆 新平家」
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