...彼女は些少の金額でそのドレスを買った...
...些少な間違いは誰にでもあることだ...
...些少な配慮が大きなトラブルを引き起こすこともある...
...彼は些少な改善で生産性を向上させた...
...些少な不満は我慢してほしい...
...本郷館で些少な土産物をも買ひ整へた...
石川啄木 「天鵞絨」
...些少の駄肉もない...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...些少(さしょう)の逡巡(しゅんじゅん)...
太宰治 「風の便り」
...影響の些少なるものを度外視し...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...些少ながら謝礼もしている...
豊島与志雄 「程よい人」
...しかし彼の歩兵や騎兵の些少(さしょう)といえども彼と同じく堅固だったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小生に些少(さしょう)の好意を寄せ恵みをたれんとの念を起こしたまわることを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其(そ)れは些少(させう)であつたが彼(かれ)は盜(と)りたくなつた時(とき)機會(きくわい)さへあれば何時(いつ)でも盜(と)りつゝあつたのである...
長塚節 「土」
...どんな些少(ささい)な交渉でもみんな私のところへ...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...些少の古物を賣り付ける土人がゐる丈けである...
濱田耕作 「埃及雜記」
...些少(さしょう)にても家禄あれば...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...私たちも出来るだけのことは些少(さしょう)なりとも致しましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...真(まこと)に些少(さしょう)な歩合を占めるに過ぎない...
柳宗悦 「地方の民藝」
...是にはまだ些少(さしょう)の地理的観念がある...
柳田国男 「海上の道」
...些少(さしょう)ながらこれを旅費の足しにでもお受け下さるよう...
山本周五郎 「雨あがる」
...農夫町民に及ぼす影響はいつも極めて些少(さしょう)だった...
山本周五郎 「新潮記」
...紙に包んだ物をそこへさし出し「些少(さしょう)ではあるが謝礼だから」と云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...そして些少(さしょう)ながら内金としてと...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索