...ほら、亙り線と違って、雪が積っていないじゃあないですか!――とにかく駅長の仕事です...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...東屋氏はひと亙り室内を見渡すと...
大阪圭吉 「死の快走船」
...少しく滑稽に亙りますが刑法にさう云ふ條文はない...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...此の持久戦が三月から四月に亙り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...饒舌多岐に亙り盡きる所を知らない...
萩原朔太郎 「歳末に近き或る冬の日の日記」
...あまり知れ亙りすぎてゐるほどの東名所(あづまめいしよ)で...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...古今を通じて東西に亙りて...
平出修 「逆徒」
...そして平均出生数が三〇年に亙りほとんど正確に死亡数と等しかったという事実は2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...おそらく同じ期間に亙りヨオロッパの他のいかなる国に生じたよりも急速な増加である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それに比例してより長期間に亙りかつより多数の人間にこれを拡大することとなるであろうからである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もし何人かが相当期間に亙りヨオロッパ各国の時を同うせる穀物価格を検討するの労を惜しまないならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一国は非常に長期間に亙り多量の剰余栽培を維持しながら穀物の栽培価格をほんのわずか増加させ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして人間は哲學者の想像するよりも遙かに廣範圍に亙り無意識的に行動する...
三木清 「歴史哲學」
...それによりて出たらめなる一文を草し麗々しくも三日に亙りて之を紙上に連載したり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...芥子劫(けしこふ)に亙りて依然たるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...弘く太平洋の水域に亙り...
柳田国男 「海上の道」
...四十日間に亙りて起居を同じくし...
山本実彦 「十五年」
...連嶺(れんれい)の亙り續いてゐる頂にばかり目を馳せてゐた私達が...
吉江喬松 「霧の旅」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??