...正義の判断などを云為するのはむだだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...余のここに云為(うんい)すべき所にあらず...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...加速度の数値を五けた六けたまでも詳しく云為(うんい)する場合には...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...人道的に云為(うんゐ)し...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...行き詰まりを云為してゐる...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...帝国議会は徳育の効果を云為(うんい)して...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...漸(ようや)くかの私欲私利に汲々(きゅうきゅう)たる帝国主義者の云為(うんい)を厭わしめぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...あたかもその人が其処(そこ)に居て云為(うんい)するが如くでそっくりそのまま...
二葉亭四迷 「浮雲」
...其云為(うんゐ)には周章の状(さま)が著かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...吾々門下の云為(うんい)すべき事柄でないかも知れないが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それ以外に奈良原翁の人格を云為(うんい)するものは皆...
夢野久作 「近世快人伝」
...つまり天下の政治を云為(うんい)する結社が区々たる知事風情(ふぜい)の恩義を蒙(こうむ)るなぞいう事は面白くないという気持であったらしいが...
夢野久作 「近世快人伝」
...かく命令や意志を云為(うんい)するからと言って「天」を人格的なるものとして考えたというわけでもない...
和辻哲郎 「孔子」
...それでなお先生の芸術を云為(うんい)することができるのか...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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