...彼女は二面性を持つ人だ...
...その政策には二面性があると思う...
...二面性を持つ問題は難しい...
...彼の人間性には二面性があると感じる...
...この本は「二面性」というテーマを扱っている...
...二面だらうか、三面だらうか?』と、歩きながら小松君に問ひかけた時は、小松君は既に別の事を考へて居た...
石川啄木 「菊池君」
...『二面の方ですか...
石川啄木 「病院の窓」
...二号活字は一面と二面とに毎日見える...
田山花袋 「田舎教師」
...あるいは六面体八面体十二面体の面や稜(りょう)に字句を配置してそれをぐるぐる回転するとかいうところまで行ってはどうかと思うのである...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...それは幾何学の本質の異った二面を代表するものであることはその場合明らかにされた...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...この二面のものの統一をこんな風に解釈している...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...思想には少なくともそのどっちとも取れるような二面がある...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...而もこの二面は必ずしもうまくソリの合ったものではない...
戸坂潤 「読書法」
...諷語は皆表裏(ひょうり)二面の意義を有している...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...それは亂雜な道具の中に二面の鏡臺を据ゑただけの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二面しか残っていないという記録があるから...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...その二面に麗々(れい/\)と自分の寫眞が出てゐて「文學か保險か」と大きな標題(みだし)の横に「三田派の青年文士水上瀧太郎氏歸る」と小標題(こみだし)を振つて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...こうして多くの場合二面にぶつかるものをもたなければならない...
宮本百合子 「雨の昼」
...(詩學上卷一〇二面)若實際主義にして叙事詩の門の專有に歸すべきものならば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...審美學三の卷一三五二面)逍遙子は叙情...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...誠に柔剛の二面を兼ね備へた紙として...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...よく見ると桃山風の華麗な屏風(びょうぶ)の前に琴が二面すえてある...
山本周五郎 「日本婦道記」
...斯(か)う云ふ緩急二面の生活を同時に味はつて居るのが巴里人(パリイじん)なのであらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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