...同じ脳髄を二通りに使ひ分けることは無理な註文であつて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...まずこの「生きて世に」というのを人間とするのと動植物とするのとの二通りがありました...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...「歩く馬鹿」の身になってみると一通りや二通りの苦労じゃないという一事を強調したかったまでのことで...
谷譲次 「踊る地平線」
...本当のものと本当らしく見せ懸けたものとの二通りあつたが――始めは本当に見せかけたものの方をも本当と思つて見てゐたが...
田山録弥 「三月の創作」
...私たちのとるべき態度は二通りしかあり得ない...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...ほとんど同時に二通りの返事を考へついて...
堀辰雄 「嘉村さん」
...描くだけのことは一通りも二通りも描かれて居り...
牧野信一 「浪曼的月評」
...二通りの解き方があるような場合には数学上の意味からその優劣をいわないで...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...乞胸の配下には藝のある物貰が十二通りあつた...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...十二通り皆わかつて居りませんが...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...金かせぎと二通り分けて使いわけきれるものと思ってやっていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...故郷という言葉に二通りの意味がある...
柳田国男 「故郷七十年」
...日本の法制にはどうして仮名遣いが二通りあるのかなどと聞く...
柳田国男 「故郷七十年」
...其さはし方には二通りあり...
柳田國男 「食料名彙」
...現在においては東西二通りのサワになんらの共通した内容がない...
柳田國男 「地名の研究」
...カヌカまたはカガには二通りあるのではなかろうか...
柳田國男 「地名の研究」
...実は昔から二通りあったということに気づかぬことである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それにも二通りあって必ずしも総(すべ)てのものが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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