...三月初めに雇われたが...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...僕が居なくなってから二十日許り経って十一月の月初めの頃...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...四月初め頃のある朝...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...山また山にさりもあえぬ白雲をかけし四月初めの土曜...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ドイツの失業者は四〇六万人でこの八月初めに較べるとすでに四〇万人の減少だと...
戸坂潤 「技術の哲学」
...この作品は十二月初めにウュルフェル宅で朗読している...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」年譜」
...「去年の十二月初めごろ...
久生十蘭 「魔都」
...五月末から七月初めまでずいぶん長い旅であったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...正月と霜月(しもつき)との月初めの或る日を...
柳田国男 「山の人生」
...十月十七日月初めにキリスト(太宰さん)の復活があったから――...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...――九月初めである...
吉川英治 「私本太平記」
...……じつあ、ついこの間じゅうまでは、吉野山の愛染宝塔(あいぜんほうとう)を根じろにたてこもっていた大塔ノ宮の御陣中にいたが、この二月初め、吉野は陥ち、宮は高野(こうや)へ落ちのびてしまったので、こんどは土民に化けて、寄手の二階堂道蘊(にかいどうどううん)の荷駄隊へ軍夫となってまぎれこみ、一しょに河内へひきあげて来たというわけなんだ」「へえ...
吉川英治 「私本太平記」
...居ること一月に足らず、秀吉は諸般(しょはん)の軍備をあらためて、二月初め、ふたたび播州(ばんしゅう)へ西下した...
吉川英治 「新書太閤記」
...二月から三月初めにかけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...四月初めの微風を駒のうえに味わいながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...今の三月初めごろと考えていい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...散々の態で十一月初めに帰国したのであったが...
和辻哲郎 「鎖国」
...一五三三年九月初め...
和辻哲郎 「鎖国」
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