...例:「この人と私は六親等内の二親等にあたる」...
...「私は越前福井の者でござりまするが先年二人の親に死に別れてしまったのでこの様な姿になりましたけれ共それがもうよっぽど時はすぎましたけれ共どうしてもなくなった二親の事が忘られないのでせめて死後供養にもと諸国をめぐり歩くものでございまするから又...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...「イエス行く時、生来(うまれつき)なる瞽(めくら)を見しが、其弟子彼に問ふて曰ひけるは、ラビ、此人の瞽に生れしは誰の罪なるや、己に由るか、又二親に由るか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...またさらに二親(ふたおや)のように思われて...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...今以レ汝爲二親魏倭王一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...二親友の外に口外したることもなく...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...二親友の外に口外したることもなく...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...お久美さんは二親は早く失くし兄弟も友達もなくて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...それを今私はめぐみの深い二親も同胞も数多い友達も血縁の者もある...
宮本百合子 「悲しめる心」
...白衣の祭官二人は二親の家を...
宮本百合子 「悲しめる心」
...二親と同胞に囲まれて柩は門を出た...
宮本百合子 「悲しめる心」
...暫く二親の顔を見競べていた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...縦令(たとい)二親(ふたおや)は寛仮するにしても...
森鴎外 「魚玄機」
...二親を見比べてゐる...
森鴎外 「半日」
...先づ故郷で待つてゐる二親(ふたおや)がどんなに歎くだらうと思ふ...
森鴎外 「妄想」
...小さい時二親(ふたおや)が...
森鴎外 「妄想」
...二親(ふたおや)は買い来たりしいろいろの支度の物を見せて娘の悦(よろこ)ぶ顔を見たり...
柳田国男 「遠野物語」
...はて常(つね)に変りたる鶏の啼きようかなと二親(ふたおや)は思いたり...
柳田国男 「遠野物語」
...片方もまた二親を亡くすというくらい...
山本周五郎 「長屋天一坊」
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