...二百二十日の荒れそこねたその年の天気は...
有島武郎 「或る女」
...稲妻をふみて跣足(はだし)の女かな九月十一日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...せはしなく暮れ行く老の短き日一月八日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...一壺(いっこ)あり破魔矢(はまや)をさすにところを得十二月七日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...羽搏(はばた)きて覚(さ)めもやらざる浮寝鳥(うきねどり)十二月十日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...障子貼(しょうじは)りやめ日参を思ひたち桁丈(ゆきたけ)も身にそひしこの古布子(ふるぬのこ)十二月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...夏蝶を見上げて彼女庭にあり六月十三日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...・夜あけの星がこまかい雨をこぼしてゐる・鳴くかよこほろぎ私も眠れない星空の土へ尿する・並木はるかに厄日ちかい風を見せてゐる秋晴れの音たてゝローラーがくる□・二百二十日の山草を刈る□・秋の水ひとすぢの道をくだるすわればまだ咲いてゐるなでしこ・かるかやへかるかやのゆれてゐるながれ掻くより澄むよりそこにしゞみ貝・水草いちめん感じやすい浮標(ウキ)□月がある...
種田山頭火 「行乞記」
...二百二十日、さすがに厄日らしく時々降つたり吹いたり、雷鳴があつたり、多少不穏な空気が動かないでもなかつたが、無事だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...うしろ七日や二百二十日がひかえとりますからな」本村のほうで料理屋と宿屋をしているマスノの母は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...二百二十日を眼の前に控えて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つづいて二百二十日の厄日(やくび)もまたそれとは殆(ほとん)ど気もつかぬばかり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...今日は二百二十日だが...
中谷宇吉郎 「天災は忘れた頃来る」
...「今日は二百二十日だそうで……」と云われた...
夏目漱石 「初秋の一日」
...その夜が明けて今日は二百二十日だ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二百二十日か二十一日の晩でしたからね...
夢野久作 「少女地獄」
...近来珍らしい二百二十日(か)だよ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...二百十日、二百二十日...
吉川英治 「宮本武蔵」
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