...二心のないことを示そうとするその心根を...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...七枚継ぎの誓紙を以て可レ被レ盡二心底一之旨(しんていをつくさるべきのむね)を申し入れた...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...破二心中賊一難...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...父の輝国も筑摩家に対し二心を抱(いだ)く様子も見えなかったから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...敵は大勢味方は一人頼むお前は二心ざれがきではあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...元来合体した二心皮から出来ており...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...皆女がよろしくない二心を持ったから起こったことだとお言いになりましてお館の中にも置いていただけなくなりましたので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...復讐において穏和であり・侮蔑に対しても激昂せず・約束は堅く守るし・二心なく・変心せず・自分の所信を他人の意志やそのときの事情などのためにまげない・というだけでは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二心ある・よこしまな・行為は決して勇気と呼んではならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしに二心のないことを読みとってくれないならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって二心を憎まれることになったものであろうと思います...
柳田國男 「日本の伝説」
...わたくしはわが子とは申しません」「二心はない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...二心と心の交(まじ)わりは...
吉川英治 「黒田如水」
...織田方には二心なしだ...
吉川英治 「黒田如水」
...これらの二心ある醜類をことごとく軍律に照して断罪に処すべきでしょう」荀攸(じゅんゆう)がそばからいうと...
吉川英治 「三国志」
...「玄徳に二心はないかもしれません...
吉川英治 「三国志」
...たちまち俺は二心ありと首にされ...
吉川英治 「三国志」
...幕府が細川家を二心なきものと見極めた信頼の証拠であるとも...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??