...彼は同時に二人の主君に奉事せんことを欲したる二心の佞臣なりき...
石川三四郎 「浪」
...かれが心は信かたく君に仕ふるそのほかに二心無し...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「歌よ、ねがふは」
...二心(ふたごころ)を持つたものは屹度祟(たゝ)られると言ひ伝へてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...一時和レ雨到二心頭一」といふ杜荀鶴(とじゆんかく)の七言絶句も...
正宗白鳥 「雨」
...皆女がよろしくない二心を持ったから起こったことだとお言いになりましてお館の中にも置いていただけなくなりましたので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえって二心を憎まれることになったものであろうと思います...
柳田國男 「日本の伝説」
...わたくしはわが子とは申しません」「二心はない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...早くもここには一死を共に誓う家の子郎党の二心なき者が踵(きびす)をついで駆け集まっていた...
吉川英治 「黒田如水」
...二心なければ参りましょうが...
吉川英治 「三国志」
...それがしに二心(ふたごころ)のないことが」「わかった...
吉川英治 「三国志」
...なかなか人の心もさだかでない」「父の散所ノ太夫を、二心の者と、お疑いなされますか」「ではないが、身に帯ぶる、みかどの綸旨(りんじ)が気がかりなのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...別れても止(とど)まっても、ここまで信じあった者、二心とは思わぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...二心ない者と見て...
吉川英治 「私本太平記」
...二心疑わしき不心得者があるため...
吉川英治 「私本太平記」
...内治を整えておったためだの」「二心ある者は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼に二心あるものと読んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の二心(ふたごころ)を抱きましょうや...
吉川英治 「新書太閤記」
...この度こそ、木曾のみか、二心ある者、悉(ことごと)くを、粛清(しゅくせい)して余すなく、甲軍の陣紀を一新せねばならぬ!」抑え難き憤(いきどお)りもこめて、途中、勝頼はしばしば馬上でつぶやいた...
吉川英治 「新書太閤記」
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