...御主人様と二人づれで...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...二人づれで歩いてる所を」「赤坂(あかさか)かい...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...練吉と二人づれで出席した...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...二人づれで凉みに來たり...
永井荷風 「或夜」
...たしかに神尾主膳と共にこの楼へ送られて来たのは二人づれであったということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...庭続の小山の上から男と女がこれも二人づれで下りて来た...
夏目漱石 「明暗」
...近所の細君が二人づれで見舞に来ていた...
原民喜 「秋日記」
...アレクサンドラ・ステパーノヴナは子供も二人づれで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...友人の藤浪君と二人づれで行くことにした...
平出修 「二黒の巳」
...ある日伯楽(ばくらう)のやうな男が二人づれで...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...亭主が情婦と二人づれで駅の改札口を出て来るところを見たので細君は身をかはしたが...
宮地嘉六 「老残」
...この間はお恭ちゃんの兄さんが二人づれで来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一人かと思つたら二人づれかと私はその二人づれであることに注意して眺めた...
室生犀星 「巷の子」
...つづまり私と同様に永い間病臥していて治れば二人づれで仲よく戻るわけになるのだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...二人づれでいったって?」「あたしはいいの...
横光利一 「上海」
...ただいま、軍師の呉用大人(たいじん)と、先ごろ梁山泊(りょうざんぱく)へ入った関羽(かんう)の子孫の関勝(かんしょう)とが、二人づれで、戦場のご報告にとこれへ見えましたが」聞くと、宋江は刎(は)ね起きて、すぐさま軍衣の容(かたち)をただし「――これへ」と、つねのごとく、呉用と関勝の二人に会った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...明らかに、それは叡山の法師たちに違いないのである、特徴のある法衣(ころも)の裾(すそ)を短かに着、手に薙刀(なぎなた)をかかえている、二人づれで、川の向う側に突っ立っているのだ...
吉川英治 「親鸞」
...二人づれでは走るまい」「そうもいえる」「第一...
吉川英治 「親鸞」
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