...海月(くらげ)が泳ぐような二人づれが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...そのときあのへんをうろついていたやはり二人づれの怪少年少女があるのですが...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...御主人様と二人づれで...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...先日見えた二人づれのうち...
中里介山 「大菩薩峠」
...」二人づれの洋服紳士は...
萩原朔太郎 「宿命」
...山や海で二人づれの一人が不慮の死をとげた際に...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...友人の藤浪君と二人づれで行くことにした...
平出修 「二黒の巳」
...そしてその二人づれは私の窓の前を斜(なな)めに横切って行ったが...
堀辰雄 「美しい村」
...彼女は扁理たちのような年輩のどういう二人づれを見てもその同じようなにがさを味ったからだ...
堀辰雄 「聖家族」
...それは「こぼれ松葉をアレ見やしやんせ枯れて落ちても二人づれ」と唄われた通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...いずれの時も箏と二人づれであった...
宮城道雄 「五十年をかえりみて」
...この間はお恭ちゃんの兄さんが二人づれで来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あんたの気のせいよ、だって、私たちが立つ時だって、二人づれの方は、なんか笑いながら、これからお湯に入るところだったわ...
三好十郎 「胎内」
...二人づれは直ぐに降りて來てもう一度トイレの方にも這入つて行つた...
室生犀星 「末野女」
...雨だわ」中年の女の二人づれが...
山川方夫 「暑くない夏」
...頭から半纒(はんてん)をかぶった男との二人づれで...
山本周五郎 「花も刀も」
...眼のまえの街道へ見えた二人づれの影へ...
吉川英治 「私本太平記」
...肩をならべて出てきた二人づれの影である...
吉川英治 「野槌の百」
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