...私の部屋へ親子二人づれの朝鮮人が来た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...海月(くらげ)が泳ぐような二人づれが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その他にも二人づれの男女達が三組も四組もあつた...
田山録弥 「アカシヤの花」
...洋服を着た二人づれの小さな娘が...
豊島与志雄 「市郎の店」
...二人づれの小娘(こむすめ)が騒々(さう/″\)しく稽古(けいこ)にやつて来た...
永井荷風 「すみだ川」
...静かに内部へ足を運んで来る二人づれのお墓参りのあったことを気づいたまでも無事でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉄鉢の坊さんが二人づれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕が今まで観察した所によると二人づれの若い女は必ずああいう風にすわる...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...近所の細君が二人づれで見舞に来ていた...
原民喜 「秋日記」
...若い二人づれがこのベンチのうえで身体を寄せ合うようにして...
久生十蘭 「キャラコさん」
...アレクサンドラ・ステパーノヴナは子供も二人づれで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼女はどういう二人づれを見ても知(し)らず識(し)らず扁理たちを思い出していたのだが……彼女は歩きながら...
堀辰雄 「聖家族」
...いますれちがつたばかりの二人づれに自分を比較した...
堀辰雄 「聖家族」
...二人づれの猟師が一組あるきり...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...いずれの時も箏と二人づれであった...
宮城道雄 「五十年をかえりみて」
...道順を尋ねる二人づれの男がゐて...
室生犀星 「末野女」
...まだ若い夫婦らしい二人づれが出てきた...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...彼の店へ入ってきた二人づれの横柄(おうへい)な来客があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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