...私の部屋へ親子二人づれの朝鮮人が来た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...海月(くらげ)が泳ぐような二人づれが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...黒い帽子に黒いマントの二人づれのあとを見送っている...
海野十三 「火星兵団」
...かならず「あっ」と叫ばずにはいられないようなあやしい二人づれの入場者があった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...旅舎の主人夫婦が遠来の二人づれを歓待するために頻りに料理を拵へてゐるのも...
田山録弥 「山間の旅舎」
...」「二人づれでお参りしちやいけないんださうですよ...
永井荷風 「来訪者」
...慾と二人づれでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...さいぜんお泊りになった二人づれのお客様で...
中里介山 「大菩薩峠」
...「この二人づれに覚えは無いかね」老番頭に訊くと...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼女はどういふ二人づれを見ても知らず識らず扁理たちを思ひ出してゐたのだが……彼女は歩きながら...
堀辰雄 「聖家族」
...それは「こぼれ松葉をアレ見やしやんせ枯れて落ちても二人づれ」と唄われた通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...眼立たぬやうに扉からすべりこんだ二人づれに...
室生犀星 「末野女」
...あかるいかを唄う二人づれの男を見いだした...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...二人づれで行う風がまだ方々に残っている...
柳田國男 「歳棚に祭る神」
...二人づれの男が私をながめていた...
山川方夫 「演技の果て」
...彼の店へ入ってきた二人づれの横柄(おうへい)な来客があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ただいま、軍師の呉用大人(たいじん)と、先ごろ梁山泊(りょうざんぱく)へ入った関羽(かんう)の子孫の関勝(かんしょう)とが、二人づれで、戦場のご報告にとこれへ見えましたが」聞くと、宋江は刎(は)ね起きて、すぐさま軍衣の容(かたち)をただし「――これへ」と、つねのごとく、呉用と関勝の二人に会った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先へゆく二人づれの後ろへ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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