...昔を語る事多き大公孫樹(おほいてふ)の...
石川啄木 「葬列」
...昔を語る事多き大公孫樹の...
石川啄木 「葬列」
...肉体よりも無形たる精神上の或感動は忽ちにして凋衰(ちょうすい)を来(きた)す事多きのみならず...
関寛 「関牧塲創業記事」
...都にも爲殘(しのこ)したる用事多きに...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...現代の将来に貢献すべき事多き中にこの終局に向って一条なりとも光明を放ち...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...吾妻鏡中文治以前の小説的記事多き部分は今之を措き...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...夜分寢て居るとき夫の蒸發氣閉塞されて病を起す事多きものなれば...
福澤諭吉 「養生の心得」
...元来人の五官の中にて視官と嗅官とを比較すれば視官の刺撃せらるる事多きは論を俟(ま)たず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...草野と沼沢に棲む事多きも林中にも住み...
南方熊楠 「十二支考」
...後世日本同様異常の蛇を竜とせる記事多きも...
南方熊楠 「十二支考」
...輓近(ばんきん)エスキモ人がキリスト教に化する事多きより...
南方熊楠 「十二支考」
...それと等しく一つの神仏菩薩に数の性能を具するよりその性能を別ちて更に個々の神仏等を立てた事多きは...
南方熊楠 「十二支考」
...まだまだ述べき事多きも...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...その二百六十此年嘉永壬子の冬は伊沢氏に於て事多き季節であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その二十六文政十二年もまた抽斎のために事多き年であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...安政元年はやや事多き年であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...奇(く)しき事多き岩室(いわむろ)を称へむ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...兇行その他の不正行為を敢てする事多き夢中遊行者が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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