...彼は最近、仕事でも家庭でも乱調子な生活を送っている...
...あの歌手のライブはいつも乱調子だ...
...学校の授業で、乱調子な生徒がいると先生も大変だ...
...昨日の試合は、相手チームが乱調子で勝てた...
...この頃、私の体調も乱調子で何を食べてもおいしく感じない...
...変な乱調子が起る...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...乱調子の傾向はみとめられません」フイリッピン人カラモ――ではないわが川上機関大尉は...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...心臓が破れる様に乱調子に躍(おど)った...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...経済界が乱調子になったことでありますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...駒下駄に響くカランコロンの乱調子でもよくわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡見沢はまたカランコロンと庭下駄の乱調子で庭をくぐり歩いて行くのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...危なく灰神楽の乱調子で一切を攪乱せしめることを免れしめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...独創を尚(とうと)ぶが故に、模倣と追従とを卑しみ悪(にく)むことは変りはないが、自然、乱調子の中にも、長を長とし、優を優とする公論の帰するところも現われようというものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...隣り近所の乱調子に頭を攪(か)き廻されるようではとうてい駄目である...
夏目漱石 「虞美人草」
...いっそ自暴(やけ)半分の乱調子で...
西尾正 「陳情書」
...しかし塩原を流れる箒川の場合はこれを色即是空 空即是色と四書の連続する快い響きの代りに途方もない乱調子が続いて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...とうていこの北国生まれの空想家の心臓を乱調子にせずに置くまいと思われる...
水野葉舟 「北国の人」
...景気よくチャンギリを入れて乱調子に高まりました...
吉川英治 「江戸三国志」
...乱世だ、乱調子の世だ、これを撓(た)め統(す)べるには、多少自分たちに辛(つら)くてもよい、厳格峻烈(しゅんれつ)に臨まれてもいい...
吉川英治 「新書太閤記」
...(――こんな乱調子な時勢に施す政治などというものは実に難しい...
吉川英治 「新書太閤記」
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