...さらに乱れる容子(ようす)がなかった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...だから今まで紛々(ふんぷん)と乱れ飛んでいた矢の雨も...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...わが聨隊の兵は全く乱れてしもて...
岩野泡鳴 「戦話」
...入り乱れて佩剣(はいけん)の音が此方へ近付いて来ました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...乱れた髪をときつけて帰って行くような...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...頭髪は長くはないが踏み荒らされた草原のように乱れよごれ...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...鏝で縮らした毛髪が乱れ被さっている...
豊島与志雄 「田園の幻」
...群集が一時にどっと乱れ騒ぎ出したのとを...
豊島与志雄 「電車停留場」
...束髪(そくはつ)に結(ゆ)った髪は起きている時のように少しも乱れていない...
永井荷風 「寐顔」
...助けておくんなさい」この一場の騒ぎで席が乱れても遊行上人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それもひどく乱れ勝ちに聞えたと思うと...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...骨ばつた頬のまはりに乱れて居た...
平出修 「夜烏」
...ひいては国の乱れ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...衣装の乱れた人物がよろよろと部屋に入り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...雪之丞は、懐剣をかざしたまま、追おうともせず、見送ったが、相手が余程の強敵だったと見えて、呼吸は乱れ、全身に、ねっとりと汗だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...乱れたるこがね色の髪は...
森鴎外 「うたかたの記」
...唐の禄山(ろくさん)旧主先皇の政(まつり)にもしたがわず楽しみを極め諫(いさ)めをも思い入れず天下の乱れをも悟らずして民の愁(うれ)いも知らざりしかばみな久しからずして亡(ぼう)じにし者どもなり近く本朝を慮(おもんぱか)るに……峰阿弥の顔は怪異にさえ見えてきた...
吉川英治 「親鸞」
...乱れた胸の底から...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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