...何だか九字でも切るような様子をしたじゃアありませんか...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...ことにンが二百字中に二十九字もあるのは...
海野十三 「暗号の役割」
...「ンのある場所を拾ってみると、第五字、第八字、第十四字、第十六字、第十九字、第二十七字、第三十字……となる...
海野十三 「暗号の役割」
...柳浪の友人二宮某の知つてゐる坂東甚五郎(後に市川九字蔵)といふのを頼んで来た...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...ベルリンの大会で(九字削除)が組織されるのと同時に...
大杉栄 「日本脱出記」
...十九字詰十行の原稿紙でただ今二百五十枚許かいて居ります...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私は九字の秘言きり...
豊島与志雄 「オランウータン」
...原稿紙は十九字詰十行の洋罫紙(ようけいし)で...
「文士の生活」
...新聞が十九字詰であったからである...
「文士の生活」
...それだけのことなのだ!(以下十九字不明)凍死し...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...碑の背面に食人之(ひとのしょくを)食者(はむものは)死人之事(ひとのことにしす)の九字を大書して榎本武揚(えのもとたけあき)と記し...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...試みに字餘りと云ふ文字の代りに三十二字の和歌三十三字の和歌十八字の俳句十九字の俳句と云ふが如き文字を用ゐなば字餘りは是れ字餘りにあらずして一種新調の韻文なる事を知るに足らん...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...句調惡しとか口にたまるとか言ふは三十一字又は十七字を標準としての上にて言ふものにして例へば十七字卅一字のつもりにて吟ぜし者が十九字卅三字等ならんか自ら句調惡しく口にたまらざるを得ず...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...初めより十八九字又は三十二三字の覺悟にて之を吟ずるか若しくは虚心平氣にて敢(あへ)て三十一字十七字と豫定せずして之を吟じなば句調のあしき處もあらざるべし...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...十九字乃至(ないし)二十二...
正岡子規 「俳諧大要」
...これは目籠の底の角々は☆如此(かく)晴明九字(あるいは曰く晴明の判)という物なればなり...
南方熊楠 「十二支考」
...〔九字分消去〕ずつ買った...
宮本百合子 「大きい足袋」
...夜九字安産、男子出生...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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