...『一國の主都』と言ふ大きな繪入の書籍を十年前にある處で見たことがある...
田山録弥 「一國の首都」
...しかし人々はこれこそこの場所が世界の主都となる瑞兆(ずいちょう)であるということを信じて疑わなかったとある...
寺田寅彦 「柿の種」
...当時のローマ人がこれを主都のかための土台石のように感じたのだとすると...
寺田寅彦 「柿の種」
...音楽の主都に起こってることはなんでも知っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...五日にハワイ島の主都ヒロへ着いた...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...樺太の主都アレキサンドリア市で...
蜷川新 「天皇」
...ケーサルの時代にはゴールの土地(ラインとピレネーの間)の最西部の主都であり...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...日本橋という主都の中央でありながら...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...西蔵の主都であり西康...
久生十蘭 「新西遊記」
...蝦夷地改め北海道の主都として...
本庄陸男 「石狩川」
...ロストフはウクライナ共和国の主都で...
宮本百合子 「明るい工場」
...秋田はその国の主都...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...いわんやあの門が主都の美を飾っている無くてはならぬ一要素であるのを誰も知りぬいているであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...魏の急使は、呉の主都、建業に着いて、いまや呉の向背(こうはい)こそ、天下の将来を左右するものと、あらゆる外交手段や裏面工作に訴えて、その吉左右(きっそう)を待っていた...
吉川英治 「三国志」
...主都建業に近い濡須(じゅしゅ)の一城であった...
吉川英治 「三国志」
...島の主都に當る某村に郷社があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...昔は此処が赤谷川流域の主都であったものであろう...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この直島の主都に当る所だという...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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