...唯だこれが因縁をなしゝものゝ主に我友なりしか...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...主に黒岩と私だが――一杯ずつやり...
石川欣一 「可愛い山」
...「今だから白状しますが私の先(せん)の亭主には尻尾があつてよ...
薄田泣菫 「茶話」
...大坊主に小坊主の関係と神秘的な関係でもあるんですかな?」商人の眼玉は...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...大勢が藩主に謁見してこの厳罰の事を申立てた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その本来の所有主に返却しなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...坊主に髪を結(い)えと逼(せま)るがごとく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...首根つこをつまみあげて見ましたがね」「あの坊主に娘があるのか」「元柳橋のお幾...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...湯気のたっている熱いシュウマイをまず主にささげん...
林芙美子 「新版 放浪記」
...英国人を主にした約五百人の欧羅巴(ヨーロッパ)人がセネガルの黒人といっしょに住んでいた...
久生十蘭 「海難記」
...無論酒など口にしないで様々な話(主に芝居の話)に花を咲かせた...
牧野信一 「眠い一日」
...A山の持主になるがいいと言って...
水野葉舟 「北国の人」
...そういう職場の気分は巧に傭主につかまれ...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...人間が主でなくて時間が主になっていてよくありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雨降り坊主にやって下さい」太郎はすぐに半紙を一枚持って来て...
夢野久作 「雨ふり坊主」
...魚屋よりもキリシタンの坊主になれ...
夢野久作 「近世快人伝」
...玉清観の道主におすがりしたのじゃ...
吉川英治 「三国志」
...セケイラは部下の船の多くが貿易のみを目ざした船主の船であることと海の君主に圧迫せらるるコチン救援の方が緊急であることを理由として参加を拒んだ...
和辻哲郎 「鎖国」
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