...将校を長とする大きな編成の斬込隊や下士官を主とする奇襲隊が...
梅崎春生 「日の果て」
...研究するを主とする時は...
高木敏雄 「比較神話学」
...皇室の御祖先を君主とするものであったことが...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...五・一五事件の大川周明博士を盟主とする神武会は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...論文は学究的乃至解説的なものを主とする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之を主とする第一種の生徒は...
戸坂潤 「社会時評」
...ただ手の技を主とする緩急高低の音色の連続だ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...心理解剖を主とする作家としては当然のことかも知れないが...
豊島与志雄 「形態について」
...予は公羊學説を主とするものでは無く...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...由来浮世絵と西洋画とは共に写生を主とする点において相似たる所あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...如何(いかん)となれば江戸演劇は三絃(さんげん)を主とする音楽なくしては決して成立するものにあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...品質を主とするものには...
中里介山 「大菩薩峠」
...櫟(くぬぎ)楢(なら)を主とする林木が赤に黄に彩られている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...英国においては労働時間を減らすことを主とすると言った...
新渡戸稲造 「自警録」
...バースの温泉は硫化カルシウム及びソヂウムを主とする鑛泉で...
濱田耕作 「温泉雜記」
...家内の徳は人情を主とするものなりというて可ならん...
福沢諭吉 「日本男子論」
...ただ簡単なる想をのみ主とするものは...
正岡子規 「曙覧の歌」
...言語の遊戯を主とする者は江戸を以て鑑(かがみ)とすなり花に樽 宗因うつり行くはやいかのぼり紙幟(のぼり)同かけまくもかしこやこゝの踊かな 同宇治橋の神や茶の花さくや姫 同花や上野とつはた本(もと)の人家迄似春(じしゅん)の如し...
正岡子規 「古池の句の弁」
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