...世間坊主としては珍らしい...
種田山頭火 「行乞記」
...それも地主として納るほどではない...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...即ち災害費(之は実は主として農村匡救費を意味する)は農村の地主を潤おわすものだということは世間の常識になっていると見ていい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...或は曰く末松謙澄男主として内閣割込の議を唱へ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それも主として彼の資金と張浩の慧眼とによって...
豊島与志雄 「秦の出発」
...この使者一件は藩主の方で主として決定せられたものであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この市場は和服を主としている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...主としてこの沙漠地帯で行われた...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...主として心理上の内面的經過であるのに...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...主として箏(こと)をもって...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...主としてエッセイやアフォリズムの形式で...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...主として蝶々(ちょうちょう)が花を目当(めあ)てに頻々(ひんぴん)と訪問する常得意(じょうとくい)である...
牧野富太郎 「植物知識」
...主として年々一八歳に達する三〇〇...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...十二月十七日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕十二月十二日 第二十三信この手紙では林町の生活のことを主として書きましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主として附和と雷同と文化的虚栄心にある...
三好十郎 「恐怖の季節」
...動物の中でも主として獣類に不安を感じさせて追い退(の)けることから...
柳田国男 「年中行事覚書」
...国家の意思は主として法律と政策の形で現れる...
矢部貞治 「政治学入門」
...ワリニャーニたちが主として心配したのは...
和辻哲郎 「鎖国」
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