...本間君が主として其の人の説に拠(よ)ったエレン・ケイは...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...主として随筆を収録しました...
太宰治 「私の著作集」
...階級性は主として科学乃至理論の社会的規定を指す...
戸坂潤 「科学論」
...わが国の左翼文化団体(実は主として文学者団体)の解体と共に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之は主として問題を単純な意味に於けるテーマ...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...お松が主としてつかえた老女は...
中里介山 「大菩薩峠」
...大麦に至っては主として碾割(ひきわり)にして食用に供するのとこの頃は押麦にしてその儘飯に炊くのとである...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...一九五〇年あたりから主としてアメリカで...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...大に媒助(ばいじょ)する所ありしには相違なきも主として気圧薄弱の然(しか)らしむる所ならんか...
野中到 「寒中滞岳記」
...人生戸外の公徳を主として...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...現に論者は運動といふけれどその運動といふ事は歩行とか舞踏とかいふ事から出て来たのでそれは西洋人を主としての議論である...
正岡子規 「墨汁一滴」
...主としてそれよりも前の年の結婚から生ずるものでなければならない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...主として自分の一生懸命倒れを感じるのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主として前の氣持の方で搜しはじめました...
三好十郎 「肌の匂い」
...今は主として東北に残る...
柳宗悦 「蓑のこと」
...ところが、しかも偶然か天意か知らず、このゴールデン・ハマーこそはその当時J・I・C秘密結社の根拠となっていた処でありまして、コンドルはこの時、東部首領となって、当時危機一髪の境におりました欧洲大戦前の各国外交の裏面に活躍して、バルカン方面に根拠を据えて策動しており、小生は西部首領となりまして、桑港(サンフランシスコ)に根拠を構え、主として支那、朝鮮内地に活躍するJ・I・Cの資金輸送の仲介を仕事と致しておりました...
夢野久作 「暗黒公使」
...大阪の骨董商山中氏の店を一寸(ちよつと)訪ねて見たが今は日本品よりも支那の骨董品を主として売つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...菩提山の城の主として住み...
吉川英治 「新書太閤記」
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