例文・使い方一覧でみる「丸煮」の意味
スポンサーリンク...丸煮は、日本の伝統的なおせち料理のひとつです... 
...お父さんが秋刀魚の丸煮を作ってくれた...
...祖母の手作り丸煮は、いつも美味しい...
...スーパーで丸煮の試食販売をしていた...
...今日のお弁当には、鮭の丸煮が入っている...
...燕の巣、鮫（さめ）の鰭（ひれ）、蒸（む）した卵、燻（いぶ）した鯉、豚の丸煮、海参（なまこ）の羹（あつもの）、――料理はいくら数へても、到底数へ尽されなかつた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...これはスープで丸煮にして喰べたら...
海野十三 「火星探険」
...丸煮で先生に差上げて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...両国で薬研堀この四軒でいずれも鰌専門で汁（しる）と丸煮だけである）...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...……夕方から、澄太君夫妻と共に黙壺居の客となる、みんないつしよに支那料理をよばれる、うまかつた、鶩の丸煮、鯉の丸煮、等、等、等（わざ／＼支那料理人をよんで、家族一同食べたのは嬉しい）...
種田山頭火 「其中日記」
...吾もつゞいて入るに、こゝは此度新に建てし長方形の仮屋（かりや）にて二列にテーブルを据ゑ、菓子の塔（たふ）柿林檎の山、小豚の丸煮（まるに）、魚、鳥の丸煮など、かず／＼の珍味を並べ、テーブルの向ふには給仕ありて、客の為に皿を渡し、物を盛る...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...鯉（こい）の丸煮（まるに）の中にも...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...泥鰌（どじょう）の丸煮（まるに）かなんかで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...丸煮やら柳川鍋（やながわなべ）やら大湯呑に鬼菱（おにびし）というのを注がせて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……おい、姐や、丸煮を二人前に、鬼菱を一升持って来まっせ、急ぎだ急ぎだ、焦がれ死にをしそうなのが、ここに二人いる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...豚の子の丸煮が出た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...――妙なことを考えるわけは、スノウが旅行して行って御馳走になる、鶏の丸煮、丸ムギのパン、キャベジ、ジャガイモ、粟、それを心からよろこんで食べたが、飲むものは熱い湯しかなく、死にそうにのどが干いたといいながら、それには手もふれられなかったと云っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蜜柑（みかん）の丸煮が出来ている...
村井弦斎 「食道楽」
...どじょうといえば本黒の丸煮...
矢田津世子 「茶粥の記」
...章魚（たこ）の丸煮や...
夢野久作 「近世快人伝」
...清国式の大げさな葬式にはぶたの丸煮と共に...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...羊の丸煮（まるに）などの供え物が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さらに神仏の供え物には一番な豪奢（ごうしゃ）とされている丸煮（まるに）の豚の頭まで買って...
吉川英治 「新・水滸伝」
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