...丸々(まるまる)と肥った...
芥川龍之介 「母」
...丸々満足なのがあったら四割がたええ値で買いまっせ」姉川は...
海野十三 「少年探偵長」
...大きな丸々した顔が...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...いつも白く丸々と太り...
太宰治 「女神」
...痩せていた子供も丸々肉づいて来るくらい...
徳田秋声 「黴」
...丸々と肥(ふと)った十八九の娘...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丸々と昇った名月の見事さというものはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丸々身上(しんしやう)も渡せまいが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だけど何て可愛くて細い胴をしてるんでしょう!」「彼女の手は丸々してるのよ」「綺麗な目だ!」「彼女って面長ね」「だけど面長の輪郭も品があります」「あんな席を持つなんて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...貴樣などが知らぬ事だわとて丸々相手にしては呉れず...
樋口一葉 「たけくらべ」
...丸々となれるばい...
火野葦平 「花と龍」
...丸々とふとった魚にフォークを突きさした絵看板を出した煮売(にうり)屋もあった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その丸々した顔をまんべんなく拭きあげた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼女は少年の頬っぺたを軽く叩きながらその丸々ふとった肉附につくづく見とれた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...四つばかりの丸々と肥つた男の子が此の母親の手から船頭の手に差し渡されると見る間に宙へ浮いて子供は嬉(うれ)しさうに陸へ上げられた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...丸々と肥った女の腕を狙(ねら)いすまして無手(むず)と引っ掴んだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...肉が丸々と付いているのは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...実に可愛らしく丸々と肥っておりましたが...
夢野久作 「霊感!」
便利!手書き漢字入力検索