...しゃこのように丸々と肥(ふと)って...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...丸々(まるまる)と肥った...
芥川龍之介 「母」
...丸々(まるまる)した顔を傾けて見せた...
芥川龍之介 「母」
...丸々とした膝があった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...深緑のスカーフに血色のいい太い頸を巻いた丸々と肥えた年増のアイスランド女だった...
海野十三 「地球発狂事件」
...大きな丸々した顔が...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...丸々した顔ににこにこしている子供を見ていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...伴(とも)の者に拾わせて見ると丸々と肥った当歳児であった...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとは判りません」丸々と肥つた可愛らしい娘ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丸々と剃った妾をつれて来るわけには行かない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...背のひくい娘の丸々とした手首の青黒い肉づきが...
林芙美子 「浮雲」
...幸田節三ももちろん博士の出鱈目を丸々信じたわけではない...
久生十蘭 「魔都」
...丸々熟した栗が今度は裸で頭の上から落ちかかって来る...
宮本百合子 「一太と母」
...実に丸々と肥えた...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...苦痛もしのげます」そう云いながら懇(ねんご)ろな風で執っている朝子の丸々とした手の甲を軽くたたいた...
「おもかげ」
...次ぎの丸々劇場で...
三好十郎 「肌の匂い」
...あるいはまた丸々別の夫婦がその巣へ来るのか...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...永徳や応挙の虎は丸々と肥っている...
山本笑月 「明治世相百話」
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