...静電気の感応も中間の媒介物によるのであろうと思って...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...中間の過渡期として...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...池の中間の小亭にさしかかりました時...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...その中間の「人間」そこにこの人間の世界に...
中井正一 「美学入門」
...未来世との中間の一つの道標である...
中里介山 「「峠」という字」
...土質は色々な中間の性質のものが多く...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...その山と富士の中間の臺地が私たちの前に限りなく遠くまで起伏してゐるのである...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...中間の灰色でなければならない...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...言いようのない叫びを立て続けにあげた――類人猿のおしゃべりと七面鳥のゴロゴロ鳴きの中間のようなものだった――ぎょっとするような...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...頬と頬との中間の...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...ゲーテにとつて中間の立場は彼の直観の立場において可能にされ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...中間の商人の都合から起ったものだ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...いつかその中間の食物の名にしたのは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ただ中間の食事というに過ぎぬことは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...蕉門(しょうもん)の人たちの熟知した京(きょう)江戸(えど)中間の田舎には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...なおその中間の同じ類の語があったことが知れる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...また中間のあけ方と数とを加減すれば...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...人間の行為と思考の中間の何ものであろうかと思い煩う技術精神に...
「純粋小説論」
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