...あらゆる中間の深さがある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それは蛸(たこ)と昆蟲の中間の様なものであった...
海野十三 「火星探険」
...その中間のものができ上がる...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...中間の幕府を通さずして直接の交渉を開けり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その中間の時代で...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...この中間の現象が起きるのである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...二キフホイザーはハルツ連山とテューリンゲン森林地帶の中間の平野に孤立する山で...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...渡り中間の勝負事好きな源次が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三中間の半次は、物置の隣りの中間部屋に、たつた一人で住んでをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言いようのない叫びを立て続けにあげた――類人猿のおしゃべりと七面鳥のゴロゴロ鳴きの中間のようなものだった――ぎょっとするような...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...子供中間の女王様(によわうさま)又とあるまじき恵みは大人よりも利きが早く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...あの居酒屋へ加代姫が出むいて来たことがどうしてわかった」「中間の芳太郎というのがこれが息の長いやつで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...頬と頬との中間の...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...歌(か)非歌(ひか)中間の歌にありては最も難(かた)し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...こうして中間の飛石がほぼ繋(つな)がっている以上は...
柳田国男 「こども風土記」
...ハシマもハサマもまた中間の食物の意であって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その中間の鼻梁(びりょう)を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この二つの中間の真理というものはあり得ないという数学上の排中律の苦しみは...
横光利一 「微笑」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??