...シンガポールと香港との中間の海上につくってみても...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...一方に小利根川をひかへたる武總平原中間の岡なり...
大町桂月 「國府臺」
...二つの島の中間の海が漸次に浅くなって交通が容易になったというような事実があって...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...それとは全く対蹠的な此等の先生との中間の地帯には...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に...
中原中也 「海の詩」
...中間の墨色のような所は殆(ほと)んどないし...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...昨夜津志田樣の中間の半次が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中間の道は明らかにあるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...歌(か)非歌(ひか)中間の歌にありては最も難(かた)し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...人口はこの中間の二〇年間に減少したものと推論し得るかもしれぬ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ゲーテにとつて中間の立場は彼の直観の立場において可能にされ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...その他「そく皮」と呼んで中間のものがある...
柳宗悦 「樺細工の道」
...意味は採取期と採取期との中間の食物...
柳田國男 「食料名彙」
...意味は採取期と採取期との中間の食物...
柳田國男 「食料名彙」
...なおその中間の同じ類の語があったことが知れる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それから翁はワキ座と地謡座のちょうど中間の位置に在る張盤の前に敷いた薄い茶木綿の古座布団上に座る...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...この二つの中間の真理というものはあり得ないという数学上の排中律の苦しみは...
横光利一 「微笑」
...何と認(したた)めてあるか見て来い』口取中間の平助が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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