...一方に小利根川をひかへたる武總平原中間の岡なり...
大町桂月 「國府臺」
...それとは全く対蹠的な此等の先生との中間の地帯には...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...中間の解決を好み...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は池の中間の小亭へ上ってゆきました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...彼らは何ら中間の陰影もなく直接に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...弾は充分まっすぐに飛ばなくて中間の物を打つことができなくなる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょうどその中間の...
中里介山 「大菩薩峠」
...渡り中間の勝負好きな源次が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...渡り中間の半次が長い間住み付いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言いようのない叫びを立て続けにあげた――類人猿のおしゃべりと七面鳥のゴロゴロ鳴きの中間のようなものだった――ぎょっとするような...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...子供中間の女王(によわう)樣又とあるまじき惠みは大人よりも利きが早く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...子供中間の噂にも龍華寺では簪の店を出して...
樋口一葉 「たけくらべ」
...Plとの間の沢へ入って中間の側稜を登ったが...
松濤明 「槍ガ岳」
...それらはせいぜい中間の境にほそぼそと生きるくらいなものであろう」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その他「そく皮」と呼んで中間のものがある...
柳宗悦 「樺細工の道」
...こうして中間の飛石がほぼ繋(つな)がっている以上は...
柳田国男 「こども風土記」
...後々気をつけていると中間の例はまだそちこちにある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それから翁はワキ座と地謡座のちょうど中間の位置に在る張盤の前に敷いた薄い茶木綿の古座布団上に座る...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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