...つまりアテネ時代からロオマ時代へ移らうとする中間の時代のものである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...エレベーターが二階と一階との中間の...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...いなかなまりでもない中間のことばを話すのです...
江戸川乱歩 「影男」
...大人と子供との中間の人の首すじを見るのは特別に面白い...
高村光太郎 「人の首」
...中間の解決を好み...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...黒から赤へ移る中間の部分は...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...その中間のいろいろな段階のものがたくさんあることはもちろんである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...その山と富士の中間の臺地が私たちの前に限りなく遠くまで起伏してゐるのである...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...三中間の半次は、物置の隣りの中間部屋に、たつた一人で住んでをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...されどその中間の者にありては...
正岡子規 「人々に答ふ」
...Plとの間の沢へ入って中間の側稜を登ったが...
松濤明 「槍ガ岳」
...人口はこの中間の二〇年間に減少したものと推論し得るかもしれぬ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...中間の地方は暴風を宿している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつかその中間の食物の名にしたのは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...その中間の鼻梁(びりょう)を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人間の行為と思考の中間の何ものであろうかと思い煩う技術精神に...
「純粋小説論」
...この二つの中間の真理というものはあり得ないという数学上の排中律の苦しみは...
横光利一 「微笑」
...ちょうど左右両翼軍の中間の路にあたる仮粧坂(けわいざか)の方へと...
吉川英治 「私本太平記」
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