...針ノ木峠は蓮華岳(二七九八)と針ノ木岳(二八二〇)との中間の鞍部(あんぶ)にある...
石川欣一 「可愛い山」
...セントー・ハヤオが報じたN県東北部T山をK山脈へ向う中間の地点へ登攀(とうはん)しました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...いなかなまりでもない中間のことばを話すのです...
江戸川乱歩 「影男」
...実際に中間の下痢例がコレラを感染させたのでなければのことである...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...そこで分泌が過剰でもなく過少でもない中間のある適当な段階のある範囲内にあるときが生理的に最も健全な状態で...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...中間の幕府を通さずして直接の交渉を開けり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その中間の「人間」そこにこの人間の世界に...
中井正一 「美学入門」
...中間の鐵をなだめ/\...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...渡り中間の勝負事好きな源次が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜津志田樣の中間の半次が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の若い男女の登場人物やその他の下宿人の中間の階にヴォートランがいた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夫婦は四階に自分は中間の五階に住んでいた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...この両者の間に中間の道はないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二度の人口実測の中間の期間の...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...中間の地方は暴風を宿している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ中間の小さな平島はさしおいて...
柳田国男 「海上の道」
...こうして中間の飛石がほぼ繋(つな)がっている以上は...
柳田国男 「こども風土記」
...ちょうど左右両翼軍の中間の路にあたる仮粧坂(けわいざか)の方へと...
吉川英治 「私本太平記」
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