...カントはまた中心にある物体の比重はそのすぐ近くを回っている物体のそれよりも小さくなければならないと主張している...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...28日 夜愛がすべての物事の中心にあることを知っており...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...今は帝都の中心にある官立の某病院の生ける屍(しかばね)同様のからだを横たえつづけている...
海野十三 「四次元漂流」
...最大水深を示す数字が見たところ池の中心にあるのに気がついてわたしは定規を縦にあて...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その中心にある空虚が...
豊島与志雄 「文学以前」
...北海道でも馬鈴薯の主産地といわれる地方の中心にある...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...およそありとあらゆる『人間的なるもの』のいつさいはこの都會の中心にある...
萩原朔太郎 「都會と田舍」
...島の中心にある丘の一本松が...
火野葦平 「花と龍」
...市の中心にある自分の会社から帰って来ると...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...しずかな広場で――ヴェニスの中心にある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...○前文シブレの外にロース肉の中心にある円き長き部分...
村井弦斎 「食道楽」
...同じ日陰になるといった風なブロックの中心にあるもので...
柳田国男 「故郷七十年」
...麓の中心にある一敷地を御仮屋(おかいや)という...
柳田國男 「地名の研究」
...自分の嫌悪と怒りの視野の中心にあるのが...
山川方夫 「その一年」
...颱風の中心にあるこの家は...
吉川英治 「江戸三国志」
...そうした中心にある一室の厚いふとんの上にうめいていた...
吉川英治 「私本太平記」
...――ひらかれた中心にあるのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...台風の中心にあるようなもの...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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