...況してお前のやうな中ぶらりんな馬鹿野郎が書くことが何になるのだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...中ぶらりに右のつッかけ穿(ばき)で...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...中ぶらりんな身の上で...
梅崎春生 「凡人凡語」
...何でも中ぶらりんでは駄目だ...
大杉栄 「続獄中記」
...だが中ぶらりんじゃ駄目だ...
大杉栄 「続獄中記」
...さういふ人のこの論文の中ぶらりんであるのは不思議な気がした...
田山録弥 「エンジンの響」
...又ある人からは中ぶらりんだと言はれた...
田山録弥 「孤独と法身」
...傍観を中ぶらりん乃至消極的だと見る人達は...
田山録弥 「孤独と法身」
...世相は中ぶらりんだ...
田山録弥 「西鶴小論」
...客観化が中ぶらりんで...
田山録弥 「自他の融合」
...中ぶらりんである...
田山録弥 「小説新論」
...中ぶらりんにしておきたかったのだ...
豊島与志雄 「自由人」
...中ぶらりんのケチな野郎でござんすが...
中里介山 「大菩薩峠」
...中ぶらりんに落ちつけて...
夏目漱石 「虞美人草」
...そんな中ぶらりんの姿は嫌(きらい)である...
夏目漱石 「門」
...海へも附かず河へも附かぬ中ぶらりん...
二葉亭四迷 「浮雲」
...私は中ぶらりんのところね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おしよせるいろいろな事柄の間に中ぶらりんでいること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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