...書院番を務めることになった...
...私は書院番の部屋に案内された...
...この学校では書院番が非常に大切な役割を果たしている...
...書院番の制度は明治時代に始まったものだ...
...書院番がいたからこそ、貴重な書物を守ることができた...
...曲者よばわり奇怪な! 名をなのれ! 拙者は御書院番多治見数馬...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...お由羅は、朱塗、金蒔絵の女駕に、斉興も、駕に、平、将曹等は、馬上で――その左右には、書院番、奥小姓などが、付き添うて、それぞれ、陣笠に、陽を避けつつ、いろいろの響きを、混合させて、橋いっぱいになって、通りかかって来た...
直木三十五 「南国太平記」
...書院番士にいた例の吉村の軍之進なあ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...書院番士に居た例の吉村の軍之進なあ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...正久の正室は書院番頭三枝(さいぐさ)土佐守恵直(よしなほ)の女(ぢよ)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...書院番頭に進んでゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二百二十石余の書院番にまで仕上げた...
山本周五郎 「あだこ」
...彼の本家である曽我伊予守正順(いよのかみまさのり)は、六千五百石の書院番頭であったし、金森主膳の口添えもあったらしいが、三月にはいるとまもなく、書院番にあがり、そこから進物番へ出仕することになった...
山本周五郎 「あだこ」
...それは泰三そのものであった、初め勘定奉行所の仕切方に勤めた彼は、十日めに納戸方へ転勤になり、そこから書院番、次に作事奉行書記と、三十日ばかりのあいだに四回も役目を転々した...
山本周五郎 「思い違い物語」
...……杉田は藩の書院番を勤めている...
山本周五郎 「菊屋敷」
...二百石の書院番で家財といっても多くはない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...良人が書院番にあげられた...
山本周五郎 「やぶからし」
...関白七条家の御書院番で...
夢野久作 「名娼満月」
...御書院番のお役目の最中は...
夢野久作 「名娼満月」
...書院番に更(か)わった...
吉川英治 「大岡越前」
...左様でございましたか……あのお方が、御書院番、富武五百之進(いおのしん)殿のお嬢様でございまするか、ウーム……」「どうした、たいそう考えこんでしまったが」「イヤ、何、余りお美しくいられるので……」老人は、自分のことを褒(ほ)められたように、相好(そうごう)をくずして、「近頃はまた、めッきり艶(あで)やかになって、水が滴(したた)るようになった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...武家屋敷なので?」「いかにも」「何という者の屋敷でござりますな」「江戸城の書院番頭(しょいんばんがしら)富武五百之進(とみたけいおのしん)という人物です」「えッ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...また書院番頭のご息女が――と自分の疑惑を無理に制して...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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