...二つの並立したビルの間を歩く...
...テレビのニュースで、政府と反対勢力の並立が報じられた...
...学校行事で、生徒たちは並立して列を作った...
...インテルとAMDの並立がコンピュータ業界を支配している...
...並立した二つの事件の解決方法を模索する...
...専門的な予備知識を持たなければ了解されない謂わゆる高級芸術とを並立させてはいない...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...老嬢に特有の白眼と冬の陽ざしと煤(すす)けた建物の並立とでごく儀式的に迎えてくれた...
谷譲次 「踊る地平線」
...大石柱の並立とがあった...
谷譲次 「踊る地平線」
...これと並べて他方に数学書と器械を山ほど積み上げた戸棚(とだな)を並立させてよくよくながめて見るのもおもしろい...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...しかして貿易の法則は彼我の利益を並立せしむるにあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...当時においては先ずこの三個の意見並立し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...重大さに於て質的な相違ある二つの要素を量的に――同格に――並立するかのように取り扱い...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...思惟が判断するという言葉が許されるならば、之に並立して、自然は空間するのである...
戸坂潤 「性格としての空間」
...空間という直観は例えば色という感覚としての内容に並立的に結び付くのではなくして上下の関係に於て結び付くのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...作者の心緒と対象の真相とを並立直写したものである...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...名に叶(かの)うたる実を有する主義主張を並立せしめようとするためであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...これ等の異つた体系の並立は許されない...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...氏が維新の朝(ちょう)に曩(さ)きの敵国の士人と並立(ならびたっ)て得々(とくとく)名利(みょうり)の地位に居(お)るの一事なり(世に所謂(いわゆる)大義名分(たいぎめいぶん)より論ずるときは...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...これもまた並立して各自の長所を現わすを要す...
正岡子規 「俳人蕪村」
...並立(なみたち)の山のこと/″\...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「繼起」Nacheinander と「並立」Nebeneinander とをもつて...
三木清 「歴史哲學」
...この観念と並立していて...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...しかし狭いイタリアの中に数多くの小国家が並立して相争い...
和辻哲郎 「鎖国」
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